林遣都「あんな感情になったのは初めて」 保護犬との共演を振り返る
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俳優の林遣都、小泉進次郎環境大臣が13日、都内で開催された映画『犬部!』獣医学部学生ティーチインイベントに出席。林は「あんな感情になったのは初めてでした」と、劇中で共演した保護犬への思いを明かした。
【写真】林遣都&バディ犬・ちえ&小泉進次郎大臣も 『犬部!』ティーチインイベントより
片野ゆかによるノンフィクション『北里大学獣医学部 犬部!』を原案とする本作は、風変わりな獣医学部生・花井颯太(林)が、捨て犬や捨て猫を救うため仲間と共に動物保護に奔走する姿を描く。この日は篠原哲雄監督、林と共演したバディ犬・ちえ(ミックス)も出席した。
オンラインでつながった学生から、動物と接するうえで大切にしていたことを聞かれた林は「話しかけること」だったと返答。「もともと話す方ではあったんですけど、もう、ちょっと極端に。人と話すのと変わらないくらい、日常会話。『今日朝何食べたの?』とか(笑)、そういう会話もずっと話すように心がけた」と回想。
続けて、「そうしたら、初めて変化していく姿を見ることができて。自分のことを認識してくれたりだとか、最初近づけなかったのに、隣に座れるようになったりだとか。その変化を体験することができたので、ひとつ勉強になった。そういうことを心がけてはいました」と明かした。これに小泉大臣は「話しますよね。『そのドッグフード、美味しいの?』とかね(笑)」と言い、人を怖がる保護犬が近づくことを許してくれる瞬間について「あれってすごく嬉しいですよね」とコメント。
小泉大臣の言葉にうなずいた林は、劇中の冒頭に登場する保護犬について「その子は、お世話しているZOOさん以外の人が現れるだけで隠れて出てこなくなっちゃうような子だったんですけど、役柄の設定上、その子でいきたいっていうことになって。でも、そこから僕と絆を深めていくっていうシーンまでいかなくちゃいけなくて。時間の許す限り、接する機会を与えてもらった」としみじみ。
「最初は本当に近づけなかったんですけど、逆に僕以外の人が現れると、僕の方に寄って来るようになったりとかした瞬間があって。もうその時は、母性が湧いて。実際、撮影が終わって東京に帰る時も、寂しくて寂しくて。あんな感情になったのは初めてでした」と明かした。
映画『犬部!』は、7月22日より全国公開。