『カナルタ 螺旋状の夢』アマゾン奥地に1年滞在 神秘の世界を映す予告編公開
太田光海第1回監督作品『カナルタ 螺旋状の夢』より、エクアドル南部のアマゾン熱帯雨林の奥地に1年間滞在し、そこで生活するシュアール族の日常を捉えた予告編が公開された。
【動画】アマゾンの奥地、神秘と未知の世界に迫る 『カナルタ 螺旋状の夢』予告編
本作は、アマゾン熱帯雨林で1年にわたる住み込み撮影を経て放つ太田監督渾身のドキュメンタリー。夢を通して絶えず更新を続けるシュアール族の知られざる人生観と生き様を、極めて個人的視点のカメラで映し出す。
英国・マンチェスター大学で映像人類学の博士課程に属していた太田監督は、卒業制作のためエクアドル南部のアマゾン熱帯雨林に住むシュアール族初の女性村長であるパストーラ夫妻の家に1年間住み込みながら、部族の生活に密着。彼らの住むエコロジカルな世界は、見る者を否応なく神秘と未知の領域へと引き込んでいく。
太田監督自ら編集し、完成させた予告編では、動物や虫との共生、けがや病気の対処、食生活など、生と死が渦巻き、過去と未来が激しく交錯する現代の森に生きるシュアール族の日常を克明に捉えたもの。テロップやナレーションなどの情報をギリギリまでそぎ落とした構成で、鮮烈な映像美と予期せぬドラマが見る者の想像力と感性に委ねる。
映画『カナルタ 螺旋状の夢』は、10月2日より全国順次公開。