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オリー・アレクサンダー、HIV/エイズに翻弄される若者を熱演 『IT’S A SIN』インタビュー映像

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ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』主人公を演じるオリー・アレクサンダー
ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』主人公を演じるオリー・アレクサンダー(C)RED Production Company & all3media international

 1980年代のロンドンを舞台に、HIV/エイズの大流行に翻弄される若者たちの10年を描きイギリスで社会現象を巻き起こしたドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』が、17日よりAmazon Prime Videoチャンネルの「スターチャンネルEX ‐DRAMA & CLASSICS‐」で配信開始。このたび配信を記念し、主演を務めたオリー・アレクサンダーのインタビュー映像が到着した。

【動画】オリー・アレクサンダー『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』インタビュー映像

 本作は、イギリスの長寿ドラマ『ドクター・フー』を手がけたラッセル・T・デイヴィスが製作総指揮と脚本を務め、HIV/エイズに関する正しい知識が少ない時代に明るく支え合い生き抜いた若者たちを描いたドラマ。さらにHBO MAXが製作に参加し、北米での配信も行ったことからその勢いは世界中へ波及。米誌TIMEは『2021年1番にチェックすべきドラマ』と賞賛し、米紙USAトゥデイも当時『2021年のベストドラマ』と称えるなど高評価を獲得した。

 1981年ロンドン。同性愛者のリッチー、コリン、ロスコー、アッシュと彼らの親友ジルの5人が、ピンクパレスと名付けたアパートで共同生活を始める。さまざまな葛藤を抱えながらも楽しく暮らす5人だったが、HIVの感染が急激に拡大し仲間が次々とエイズを発症していく…。

 主人公を演じるのは、これまで映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』などに出演し、ミュージシャン「Years & Years」としての活動でも知られ、LGBTQ+アクティビストとしても活躍しているオリー・アレクサンダー。脇を固めるのは『ゴーン・ガール』のニール・パトリック・ハリスや『ホビット』シリーズのスティーヴン・フライらベテラン俳優陣。さらに「恋人、敵、犯罪者、聖人などは演じるものだが、ゲイというものは演じるものではない」という製作総指揮のラッセルの信念のもと、ゲイのキャラクターには実生活でもゲイを公表している俳優を起用した。

 本作の原題「IT’S A SIN」は、劇中でも流れるペット・ショップ・ボーイズの同名曲(邦題「哀しみの天使」)が由来。BGMはそのほかにも、クイーン、カルチャー・クラブ、ワム!、ユーリズミックスなど当時ゲイ・コミュニティでも特に支持されていた80年代の人気ポップスが満載。それぞれのシーンに合った懐かしい楽曲が流れ、ドラマを痛快に盛り上げる。

 インタビュー映像でオリーは、自身が演じたリッチーについて「人生を謳歌している。夢は役者になること。常に大きな夢を抱いている人物だ」と説明し、「この作品で描かれるのは、自分が何者かを模索する若者たちだ」と語る。続けて「この作品の物語が重要だと思う理由は、僕自身ゲイとして初めて知る歴史が描かれているからだ。脚本を読んだ時、ゲイとして共感できた。主人公たちの恐怖や困惑、個性を模索する姿にね。それに…エイズ危機が何百万もの人たちに与えた衝撃は無視できない。忘れてはいけないんだ」と作品への深い共感を示した。

 さらにオリーは「でも結局のところ、この作品が描くのは、愛する人に分かってもらおうともがく人たちだ。だから誰もが共感できる物語なんだ。僕がこの作品で最も感銘を受けたのは、ひどく悲しみ傷つき苦闘している状態で、最も美しい力が生み出される点だ。脚本を読んで心に残っているのは、人生で最も苦しく、つらく心が張り裂けそうな時にこそ、最も美しく長い関係が築けるということだ」と物語の魅力を熱く語っている。

 ドラマ『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』(字幕版/全5話)は、Amazon Prime Videoチャンネルの「スターチャンネルEX ‐DRAMA & CLASSICS‐」で配信中(第1話を期間限定無料配信中)。BS10スターチャンネルにて、9月15日より毎週水曜23時ほか放送。第1話を9月12日20時先行無料放送。

ドラマ 『IT’S A SIN 哀しみの天使たち』 オリー・アレクサンダー インタビュー動画

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