国際麻薬取引をリアル&壮大なスケールで描く『ZeroZeroZero』初放送決定 予告解禁
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国際麻薬取引をリアルかつ壮大なスケールで描く犯罪アクションドラマ『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』が、BS10スターチャンネルにて10月12日より独占日本初放送されることが決定。緊迫感あふれる予告映像が解禁された。
【動画】『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』予告編
本作は、世界3大陸にまたがるコカイン密輸に関わる、イタリアマフィアとメキシコ麻薬カルテル同士の権力抗争を、壮絶かつリアルに描く犯罪アクションドラマ。タイトルの「ZeroZeroZero」は、“000”と呼ばれる最も精製度の高い小麦粉から転じた言葉で、麻薬取引人たちの間で最も純度の高いコカインを指す。時間軸を巧みに操作したストーリーテリングや、ダークでスタイリッシュな映像がみどころで、第76回ヴェネツィア国際映画祭でもプレミア上映された。
物語の舞台は、南イタリアから始まり、メキシコのモンテレイ、アメリカのニューオリンズ、アフリカのセネガル、モロッコへと、ダイナミックに移っていく。すべて実際の場所で撮影が行われており、ロケーション撮影は5ヵ国、300箇所以上にも及んだという。オープニングクレジットで流れる先鋭的な音楽を担当しているのは、スコットランドのポストロック・バンド、モグワイ。
南イタリア・カラブリア州のマフィア組織のドン、ミーノは、組織の建て直しのために大がかりなコカイン買い上げを図るが、父親を祖父に殺された孫のステファノは密かに妨害を工作する。一方、売り手のメキシコ人犯罪組織のレイラ兄弟は、メキシコ軍の軍曹マヌエルを内通者として雇い、当局の摘発を逃れてきた。買い手と売り手を繋いでコカインを搬送するのは、ニューオリンズで運送業を営むリンウッド家。大型貨物船を購入してコカイン密輸に備えようとするが…。
キャストも国際色豊かで、アメリカのリンウッド一家の家長にイギリス出身の名優ガブリエル・バーン(『ユージュアル・サスペクツ』)、その娘に同じくイギリス人女優のアンドレア・ライズブロー(『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』)、息子役にはアメリカ人俳優のデイン・デハーン(『アメイジング・スパイダーマン2』)。
イタリア人マフィアに扮するのは、イタリア映画・テレビ界のベテラン俳優アドリアーノ・キアラミダと若手俳優ジュゼッペ・デ・ドミニコ。フランスからも名脇役のチェッキー・カリョが出演。メキシコ人出演者の中で要注目なのは、マヌエル役のハロルド・トレス。本作での気迫ある演技で圧倒的な存在感を放ち、2021年のインディペンデント・スピリット賞テレビ部門で男優賞にノミネートを果たした。
予告映像は、コカインの運び屋の仕事をこなすリンウッド家の娘エマ(アンドレア)が、「3100万ドル送金する。メキシコの領海を出たらすぐに」「船荷がイタリアに到着したら残額を渡す」と語り、取引相手から「失敗したら?」と聞かれると「皆、大損する」と冷静に答える場面からスタート。続いて、それぞれの思惑を持つ登場人物たちの姿や非情な現実をにじませる場面、激しい銃撃戦などのアクションシーンと共に、緊迫の「麻薬航路」が映し出されていく。映像の終盤で挟み込まれる「コカインを通して、世界が見えてくる」という言葉も印象的な、壮大なスケールの予告となっている。
ドラマ『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』(全8話)は、BS10スターチャンネルにて10月10日15時より第1話先行無料放送(字幕版)。
字幕版(STAR1)は、10月12日より毎週火曜(23時ほか)放送(初回無料)。
吹き替え版(STAR3)は、10月15日より毎週金曜(22時ほか)放送(初回無料)。