國村隼『日本沈没』出演 “田所博士”香川照之と対立する重要キャラ
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俳優の小栗旬が主演を務める10月スタートの日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』(TBS系/毎週日曜21時)に、俳優の國村隼が出演することが発表された。國村は、香川照之が演じる田所博士と真っ向から対立する、地球物理学の権威・世良教授役を演じる。
小栗旬、11年ぶり日曜劇場で主演 『日本沈没』ドラマ化で2023年の東京を舞台に
本作は、1973年刊行された小松左京のベストセラー小説『日本沈没』に大きくアレンジを加え、原作でも描かれていた「環境問題」を、今に照らし合わせて鮮明に描き出す。さらに、主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、沈没という目に見えない危機が迫る中で「見いだしていく希望」をテーマに描いていく。
主演の小栗が、各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”のメンバーに選ばれる環境省の天海啓示役を演じ、同じくメンバーに選ばれる経産省の常盤紘一役の松山ケンイチをはじめ、杏、ウエンツ瑛士、中村アン、風吹ジュン、比嘉愛未、宮崎美子、仲村トオル、香川といった豪華キャストが集結する。
主演の小栗とは、11年前の日曜劇場『獣医ドリトル』(TBS)をはじめ、これまでに何度かの共演経験を持つ國村。そんな國村が本作で演じるのは、重要なキーパーソンとなる、日本の地球物理学の最高権威とされる東京大学の教授・世良徹役。
世良教授は仲村演じる東山総理から災害の専門家として信頼を置かれており、危機管理の際は、専門家の立場からのスポークスマンを任されている。そして、香川演じる田所博士とは、共に東京大学で地球物理学を研究していたが、後輩である田所が画期的な業績をあげて後塵を拝した過去があるという因縁の間柄。その後、田所が問題を起こし大学を追われてからは、一切連絡を取っていなかったのだが、田所が説く“沈没説”をめぐり、世良と田所は再会。“因縁の対決”が再び始まることとなる。
「『日本沈没』という小松左京さんの原作が書かれたのはほぼ半世紀も前の事ですが、いま世界が直面している問題と驚くほどの符合を感じさせられてしまうのです」と語る國村。「現在は温暖化が原因とされる地球規模の異常気象や新型コロナウイルスによるパンデミック等…。当時は日本列島の危機として描かれ、それを今、地球規模の危機として描き、人類全体の未来を問おうとしています」と語り、「このドラマは来るべき未来の物語なのだと思います」とコメントした。
天才とも狂気とも呼ばれる香川演じる田所と、人格者で地球物理学の権威である國村演じる世良の常識がぶつかる時、果たして小栗ふんする天海がどちらの未来を信じるのか、注目だ。
日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』は、TBS系にて10月より毎週日曜21時放送。