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小野花梨×見上愛、女子高生がSNSでニッポンを世直し! 『プリテンダーズ』予告編解禁

映画

 若手女優の小野花梨と見上愛が、SNSで日本の世直しを試みる女性高校生を演じる映画『プリテンダーズ』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

【動画】小野花梨&見上愛の世直しが爽快!『プリテンダーズ』予告編

 本作は、「右にならえ」「空気を読め」を美徳とするニッポン社会に対し、ふたりの女子高生がSNSを武器に物申す様を描くシスターフッドムービー。タイトルのプリテンド“Pretend”は、「フリをする、演じる」という意味。17歳のふたりが、映画のワンシーンのようにファンタジーの力を借りて世界を変えようと抗う。

 主人公は、社会からスルーされ続けた天才画家ゴッホに自らを重ね、社会に反抗する17歳の花田花梨。妻を失った父と歳の離れた妹と暮らす花梨は、半ば引きこもりの日々を過ごしていたが、父との言い争いをきっかけに親友・風子の家へ転がり込む。ある日、電車内で病人に席を譲ったときの得も言われぬ感覚が、花梨にひらめきをもたらす。

 「現実+フィクション=ファンタジー…からの世界平和!?」。風子の協力を得た花梨は “プリテンダーズ”を結成。次々と型破りなドッキリを仕掛け、リアルとフィクションの混合動画を立て続けに公開していく。満員電車のケンカを驚きの方法で喜劇に変えたり、ゾンビを街に出現させたり、国家間の問題を過激な方法で解決させようとしたり…。フィクションをファンタジーへ昇華させ、社会全体に「喜び」の気持ちを増幅させることによって世界を変えようと本気で“世直し”を試みるふたり。しかし彼女たちを待っていたのは“社会”からのしっぺ返しだった…。

 主人公の花梨を演じるのは、2021年後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演が決定している注目の若手女優・小野花梨。本作が長編映画初主演となる。親友の仙道風子役は、今年放送されたNHKドラマ『きれいのくに』に出演した見上愛。さらに、古舘寛治、奥野瑛太、吉村界人、柳ゆり菜、佐藤玲、加藤諒、浅香航大、村上虹郎、津田寛治、渡辺哲、銀粉蝶ら豪華キャストが出演する。監督・脚本・編集は『パーク アンド ラブホテル』『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』の熊坂出。

 予告編は、周りと同じように行動できない花梨が「否定されてばっかりだよ」とぼやく姿から始まる。そんな花梨を慰める唯一の親友・風子。やがて街に出た2人は「リアルにフィクションを持ち込んで、人を変える。いや、世界を変える!」と決意し、“プリテンダーズ”として動画制作を行っていく。プリテンダーズは協力者を増やし、RTされ、ついにバズる。

 「わたしを認めない世の中を変え、本来あるべき世の中のカタチに矯正する」。そう意気込んでいた花梨だったが、やがて甘くない現実を突きつけられることに。さらに風子とも衝突して涙する。ラストは花梨が「匿名でSNSやって、人のことディスってマウント取り合いに精を出す。腐れ民族ですね。それがジャパニーズですよ」とふてぶてしく語る場面で終了。ロックバンド・踊ってばかりの国による主題歌「ghost」がふたりの心情とシンクロするように流れ、彼女たちの切実な思いが伝わってくるエモーショナルな映像となっている。

 ポスタービジュアルは、瞳に渋谷の街を映し出した花梨と風子の顔をアップで切り取ったもの。併せて公開されたフライヤーは、2人の姿とゴッホの絵をコラージュしたものとなっている。

 また今回、2ちゃんねる創設者で元ひきこもりだというひろゆき(西村博之)氏が、本作に寄せたコメントも到着。ひろゆき氏は「引きこもりの女子高生がSNSで社会を変えるという話に興味津々で鑑賞していたら…意外な結末にほっこりしました。カメラの長回しで主人公が心情を語るシーンはしっかりと彼女の気持ちが伝わってきて面白かったです」と好意的に語っている。

 映画『プリテンダーズ』は10月16日より全国順次公開。

映画『プリテンダーズ』予告編

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