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滝藤賢一、アニメ『かなしきデブ猫ちゃん』主人公マル役に「不思議な縁を感じております」

アニメ

 愛媛県地方で12月放送予定のアニメ『かなしきデブ猫ちゃん』(NHK総合)の主人公マルの声を、俳優の滝藤賢一が演じることが決まった。

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 NHK松山開局80年特別企画として制作される本作は、愛媛県で幅広い世代に親しまれている同名創作童話(文・早見和真、絵・かのうかりん)のアニメ化。監督・脚本は『おでんくん』『ナンダカベロニカ』の監督ほか、映画『パプリカ』『若おかみは小学生!』の撮影監督も務めた加藤道哉。キャラクターデザインを『銀魂』シリーズや『FAIRY TAIL』などの竹内進二が務める。

 松山市のネコカフェに保護されていた1匹のチビネコ。ある日、内気な少女アンナとその家族に引き取られ、「マル」という名前を与えられる。新しい生活でマルが驚いたのは食事のおいしさだった。毎日食べて、ゴロゴロして。いつの間にか丸々と太ってしまったマルの日常は、メスの子ネコ「スリジエ」が家族に仲間入りして一変する。

 いたずらばかりしてくるスリジエに我慢の限界に達し、組み伏せようとしたマルの耳に響いたのは…。「コラ! デブ猫! どうしてスリジエをいじめるの!」。“大親友”だったアンナの悲しそうな表情がマルの心を締め付ける。その夜、突然、窓の向こうにクロネコが現れ、マルにこう告げる。「気高き者よ。その目で広い世界を見るのです」。マルは体の奥底の震えを感じながら、満月に向かって叫んでいた。「ニャーーーーーン!」。愛媛各地を東へ、西へ。愛と哀しみの大冒険が始まる。

 マル役を演じるのは、数々の映画やドラマで活躍する滝藤。『半沢直樹』で第68回日本放送映画藝術大賞優秀助演男優賞、『破裂』で第2回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」助演男優賞を受賞するなど、確かな実力と実績を持つ。

 滝藤は「かなしきデブ猫、マルをしあわせガリ人間、滝藤が演じるとは…不思議な縁を感じております。私にとって未知の世界、四国。ワクワクしますねー! マルと愛媛県を大冒険できるのが今から楽しみでなりません!」とコメントしている。

 アニメ『かなしきデブ猫ちゃん』は、愛媛県地方のNHK総合にて12月放送予定。

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