森山未來『ボクたちはみんな大人になれなかった』、あの時、あの場所、25年の歳月をつづる予告解禁
俳優の森山未來が主演を務めるNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』より、主人公の25年の歳月を叙情的につづる本予告編映像が解禁された。
【動画】『ボクたちはみんな大人になれなかった』本予告
本作は、作家・燃え殻のデビュー作である同名のベストセラー小説を映画化。昔フラれた女性にフェイスブックの友達申請を送ったことで、今より少しだけボクの毎日が輝いていた90年代の思い出がよみがえる。
主人公・佐藤を演じる森山は、1990年代の渋谷で恋人と過ごす甘酸っぱい青春時代、テレビのテロップ制作会社への就職や挫折、そして社会の荒波に飲まれ“大人”になっていくという、佐藤の20代前半~40代の年代ごとの繊細な変化を演じ分けている。
共演は、主人公の忘れられない初恋の人、ヒロイン・かおりを伊藤沙莉、失恋を引きずる佐藤の目の前に現れる謎の美女・スーをSUMIRE、約20年間共に働き、貧乏な頃から同じ釜の飯を食う関口を東出昌大、佐藤と関口の長年の上司に萩原聖人、ひそかに佐藤に思いを寄せる七瀬に篠原篤。さらに、映画オリジナルキャラクターで、2015年の40代になった佐藤の恋人・恵を大島優子が演じるほか、ラサール石井、高嶋政伸、平岳大、片山萌美が出演する。
1995年、佐藤はかおりと出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった―。
志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行く。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す。
予告編映像は、1995年に90年代カルチャーの中心街だった原宿のカフェで、主人公の佐藤(森山)とかおり(伊藤)が文通のやり取りを経て初めて出会う場面から始まる。慣れない様子で「毎日ずっとカレンダーにバツ付けてたんですよ。今日も一日犯罪を犯さなかった、って。やばいですよね」と語る佐藤に、かおりは「おもしろいと思う」と言ってくれる。
続いて映像では、佐藤がテレビの美術制作会社で働きはじめ仕事に奔走する毎日や、書きたい小説を全く書けない姿、結婚の答えをはぐらかして恵(大島)と別れたこと、バーテンダーのスー(SUMIRE)とパーティーで出会う様子など、1990年代から2020年まで時代の変化とともに通り過ぎたさまざまな思い出が語られていく。「あの時も、あの場所も、あの人も、すべてが今の自分に繋がっている」ことに気づく佐藤の25年の歳月が、抒情的な映像で綴られた予告編となっている。
Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、11月5日よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開。Netflixにて全世界配信。