『そして、バトンは渡された』永野芽郁×岡田健史がピアノ初挑戦 メイキング映像解禁
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女優の永野芽郁が主演を務め、俳優の田中圭と女優の石原さとみが共演する映画『そして、バトンは渡された』より、本作で重要な意味を持つピアノにスポットをあてたメイキング映像が解禁された。
【動画】『そして、バトンは渡された』メイキング映像(ピアノ編)
本屋大賞を受賞し、累計発行部数90万部を突破した瀬尾まいこの同名小説を映画化する本作は、血のつながらない〈父と娘〉と〈母と娘〉の2つの家族の物語。監督は前田哲。
原作の大ファンという永野が、名字が4回も変わる数奇な人生をポジティブに捉えながらも、人知れず不安や葛藤を持ち合わせている主人公・優子を演じる。田中は、優子の血のつながらない父親・森宮さん役。石原は、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花役で、初の母親役を演じる。
今回解禁されたのは、作品の魅力のひとつでもあるピアノにスポットをあてたメイキング映像。
永野演じる主人公・優子は、卒業式の合唱で伴奏を引き受けてしまい、ピアノを猛特訓中。そして岡田健史演じる、優子が恋心を抱く同級生・早瀬くんは、ピアノが天才的な腕前で、将来ピアニストの道に進むよう母から強く期待されている役どころ。この二人が、ピアノという共通点をきっかけに少しずつ引かれ合っていく様子もあり、本作のストーリーでも大きな役割を担うのがこの「ピアノ」だ。
撮影では実際にピアノを演奏するシーンもあり、ピアノ初挑戦となる二人はクランクインの前から練習を重ねてきた。
3ヵ月前からレッスンに参加した永野は「家にも電子ピアノを置いたので、ひたすら復習して、朝起きて予習を繰り返し、感覚で覚えられるようになりました。それをみていたお母さんも感動してました」と語るように、クランクイン前からピアノ練習を欠かさず、練習に打ち込む姿が。
一方、岡田も撮影の合間にピアノを弾くと、半年前にはピアノに触ったことがなかったとは到底見えない腕前を披露した。岡田は撮影を通してピアノの演奏がどんどん好きになっていたと話す様子からも、真剣にピアノの練習に向き合ってきた様が受け取れる。
そして本作の中でも特に重要な場面となる、優子が合唱の伴奏を弾く卒業式のシーン。このシーンからクライマックスへの感動が導かれていき、娘の晴れ姿を見て涙を流す父親・森宮さんの姿も。体育館の壇上に置かれた大きなグランドピアノに腰掛け、合唱曲「旅立ちの日に」の伴奏シーンの撮影に挑む永野は、最初は少し緊張した様子を見せるも見事に演じきり、これまで積み重ねてきた練習の成果を遺憾なく発揮した。
卒業式シーンの撮影を終え、永野は「ピアノの演奏は、今回の作品の中で一番挑戦が必要なところだったので、記憶に残るシーンになったと思います」と語った。
映画『そして、バトンは渡された』は10月29日より全国公開。