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家族の絆をめぐるフランス流ラブ&コメディ『ローラとふたりの兄』予告

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映画『ローラとふたりの兄』ポスタービジュアル

映画『ローラとふたりの兄』ポスタービジュアル(C)2018 NOLITA CINEMA ‐ LES FILMS DU MONSIEUR ‐ TF1 DROITS AUDIOVISUELS ‐ FRANCE 2 CINEMA

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リュディヴィーヌ・サニエ

ジャン=ポール・ルーヴ

ラムジー・ベディア

 女優のリュディヴィーヌ・サニエが主演する映画『ローラとふたりの兄』より、ポスタービジュアルと予告映像が公開された。

【動画】『ローラとふたりの兄』予告編

 俳優としても活躍するジャン=ポール・ルーヴ監督の長編4作目となる本作は、家族の絆をめぐるフランス流ラブ&コメディー。監督が作家・脚本家のダヴィッド・フェンキノスと『愛しき人生のつくりかた』(2015)に続き再びタッグを組み、人々の日常を精妙かつユーモラスに描いて見る者の共感を誘いつつ、地方のプチ・ブルたちの生活を通して皮肉なフランス社会の明暗をも浮き上がらせる。

 主人公ローラ役を演じるリュディヴィーヌ・サニエは、兄たちを母のように世話するしっかり者の妹を等身大のキュートさで演じる。職人気質で不器用な次男ピエール役にはジョゼ・ガルシア。また、ルーヴ監督自身が、ロマンチストで神経質な眼鏡士である長男ブノワ役を務めている。その他、ローラの恋人役にはラムジー・ベディア、ブノワの妻役にはポーリーヌ・クレマンなど、ベテラン俳優たちの豊かなアンサンブルが堪能できる。

 予告映像は、デート中に「君の弱点を教えて?」と尋ねられて「兄が二人いるわ」と答えるローラ(リュディヴィーヌ)の言葉から始まる。弁護士のローラは、しっかり者であるがゆえに、まるで母親のように“ちょっと困った”二人の兄の世話を焼いてしまい、自分ひとりで苦労を抱え込んでしまう性格だ。

 続くシーンでは、長男ブノワ(ルーヴ)と次男ピエール(ジョゼ)の“ちょっと困った”様子がうかがえる。ブノワの結婚式、花嫁サラ(ポーリーヌ)の名前を「サンドラ」と言い間違えて会場の空気を白けさせるピエールに、「恥ずかしい」とあきれ顔の息子ロミュ(ガブリエル・ナカーシュ)。月に一度の両親のお墓参りでも、まだ弟の失態を根に持っているブノワとピエールが言い争っていると、「静かにしてくれ」と苦情を寄せる老人。それに対して「どうせみんな死んでるよ」と不謹慎なせりふを堂々と言い放つブノワ。しまいには、恋人ができたことを報告するローラに、兄たちは「早まるな。よく考えろ」と過保護ぶりを発揮して、ローラの幸せムードを台無しに…。

 一方で、そんな厄介な兄たちも、ローラと同様にそれぞれ人生の問題を抱えている様子が描かれる。しかし、辛いときには誰かが不意に心を軽くするような言葉を投げかけてくれる。「泣くほど辛いなら無理するのやめれば?」「難しいことはコーヒーを飲んでから考えましょう」「俺は兄貴なんだ。頼っていいんだよ」「あなたがいてくれてよかった」「人生どうにかなるよ」。ときどき嫌気が差すようなことがあっても家族も人生も愛にあふれている、そんなあたたかなメッセージを投げかけるような予告編となっている。

 ポスタービジュアルは、「家族も、人生も、ままならなくていとおしい」というコピーに、ローラ、ピエール、ブノワの三兄妹が並んだもの。そして、三兄妹にとって大切な存在である登場人物たちの劇中カット、物語にアクセントを添えるサブキャラクターたちがLOLAの文字を囲むように添えられており、さまざまな人間模様を期待させる、フランスらしいムード漂うポスタービジュアルとなっている。

 映画『ローラとふたりの兄』は、12月10日より全国順次公開。

映画『ローラとふたりの兄』予告編

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