市原隼人「滑稽な姿楽しんで」主演ドラマ会見でコロナ禍の人々にエール 新劇場版も発表
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俳優の市原隼人が7日、都内で行われた主演ドラマ『おいしい給食 season2』の記者会見に土村芳、佐藤大志、勇翔(BOYS AND MEN)、山崎玲奈、綾部慎弥監督と共に登場。最新シリーズの見どころなどを熱弁した。
【写真】市原隼人、土村芳、佐藤大志ら登場 『おいしい給食 season2』記者会見の様子
本作は、給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と、給食マニアの生徒・神野ゴウ(佐藤)による、どちらが給食を「おいしく食べるか」というバトルを描く学園グルメコメディ。シーズン2では、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』(20年)の2年後、甘利田と神野が運命の再会を果たし、再び給食対決を繰り広げる。
市原はマイクを手にすると「いよいよシーズン2が放送されます。これはひとえに、この作品を好いてくださり、この作品のファンになってくださったお客様のたまもの。その気持ちに恩返ししたい思い、その一心だけで現場に立っていました。僕はこの現場に関わったすべての人が好きすぎて、こんな感情を抱かせていただいたこの作品に感謝しています」としんみり。
2年ぶりに演じた甘利田について「正直、甘利田を見られることが恥ずかしい。ですが役者の職業の理にかなっている。我々は笑わせるのではなく、笑われる職業。給食が好きすぎて、給食に翻弄(ほんろう)されながらも一生懸命生きている甘利田の滑稽な姿を楽しんでほしい」とアピール。
続けて市原は「撮影初日の前日はまったく寝られなかった。それほど(甘利田の)キャラクターが強烈で、自分自身がつぶされそうになっていました。ですが、色んな作品に関わってきた中で、群を抜いてハードな作品でしたね」と手応えを語る。シーズン2の見どころを熱弁して「こんなに胸が高鳴る作品は久しぶり」と語気を強めた。
会場では、シーズン2の劇場版製作も発表(2022年公開予定)。振り返れば、シーズン1の劇場版はコロナ禍で初日舞台あいさつが中止。映画館が閉鎖して、公開も途中で幕を閉じた。
市原は、苦い経験をしたコロナ禍を含まえつつ、再びシーズン2に言及。「すべての方に送るエールのような作品です。悲しいことがあっても大丈夫。さみしいことがあっても大丈夫。笑えないことがたくさん増えても大丈夫です。この『おいしい給食』シーズン2という作品が、必ず皆さんを温かく包み、背中を押す作品になっています。一生懸命、滑稽ながらも生きている甘利田の姿を見て、活力をもらっていただきたい。僕はこの作品が好きすぎてたまりません」と熱く語った。
ドラマ『おいしい給食 season2』は、10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビ他にて順次放送スタート。