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マット・デイモン、娘の無実を証明するため奔走 サスペンス・スリラー『スティルウォーター』公開決定

映画

映画『スティルウォーター』場面写真
映画『スティルウォーター』場面写真(C)2021 Focus Features, LLC.

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マット・デイモン

アビゲイル・ブレスリン

トム・マッカーシー

 俳優マット・デイモンが主演するサスペンス・スリラー映画『Stillwater(原題)』が、邦題を『スティルウォーター』として2022年1月より公開されることが決定した。

【写真】『スティルウォーター』第74回カンヌ映画祭でのワールドプレミアの様子

 本作は、第88回アカデミー賞作品賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』のトム・マッカーシー監督最新作。仏マルセイユを舞台に、殺人罪で捕まった娘の無実を証明するため、父親が真犯人を探し出す姿を描く。

 主演は、『オデッセイ』『ジェイソン・ボーン』などで知られ、名匠リドリー・スコット監督最新作『最後の決闘裁判』の公開を控え注目が集まるマット・デイモン。異国の地で真犯人探しに奮闘するアメリカ人の父親ビルを泥臭くもリアルに体現し、海外メディアからは「最高の演技を披露した(NERDIST)」などと絶賛された。

 娘アリソン役には、『リトル・ミス・サンシャイン』で映画ファンの心を掴んだアビゲイル・ブレスリン。『ゾンビランド:ダブルタップ』での好演も記憶に新しい彼女が、本作では留学中にガールフレンドを殺した罪で逮捕されるという難役を見事に演じている。

 本作は、今年の第74回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映され、5分間のスタンディグオベーションを受けて主演のマット・デイモンが感極まる場面も。作品についてデイモンは「心打つ美しい物語。これまで演じたどの役よりも素晴らしく、演じられて幸運だ」とコメント。

 マッカーシー監督は「着想が生まれたのは10年ほど前で、地中海の暗黒小説に感化されていた。これらの小説は、事件を取り巻く人物の人生を描写し犯罪小説というジャンルを超えていた。同じことを、私の映画を通じてやりたかった」と製作意図を明かした。

 オスカー受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』よりも前に、アイデアが練られていたという本作。マッカーシー監督が構想10年の時を経て、一つの事件を通して伝えたかったメッセージをスクリーンで受け止めたい。

 映画『スティルウォーター』は2022年1月全国公開。

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