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阿部寛×北村匠海『とんび』、薬師丸ひろ子、杏ら父子を見守る豪華キャスト発表

映画

 俳優の阿部寛が主演を務め、北村匠海と親子役を演じる映画『とんび』の追加キャストとして、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子、麿赤兒ら16名の出演が一挙発表された。

【写真】『とんび』原作文庫書影

 本作は、これまでに2度テレビドラマ化され、時代を超えて愛され続ける親子の絆を描いた重松清の名作『とんび』初の映画化。『64 ‐ロクヨン‐』『糸』など、多くのヒット作を手掛ける瀬々敬久が監督を務める。

 物語の舞台は、瀬戸内海に面した備後市。昭和37年、ヤスこと市川安男(阿部)は、愛妻との間に待望の息子・アキラ(北村)を授かったが、ようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。親の愛を知らずして父になったヤスは、仲間たちに助けられながら、不器用にも息子を愛し育て続けた―。

 薬師丸が演じるのは、ヤスの姉貴分でアキラを我が子のように可愛いがる小料理屋「夕なぎ」の女将・たえ子役。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017年公開)以来の瀬々監督作品への出演となる薬師丸は、「偶然にも“8年越し”と同じく岡山でのロケ! 街の皆様、フィルムコミッションの皆様の多大なご協力のもと、暖かく優しい気持ちに包まれながらロケに参加しました」と撮影を振り返る。

 杏が演じるのは、出版社に勤める編集者で、アキラの婚約者・由美役。杏は「北村さんとは割と年齢が離れているので、最初夫婦と聞いて驚きましたが、とても落ち着かれていて安心感がありました」といい、「完成した作品を見て、時代を超えて何度もぶつかり合い、支え合い、交差しあう人間の愛のドラマに、何度も涙が流れました」とコメントしている。

 また安田は、ヤスの幼なじみで薬師院の跡取り息子・照雲役、大島は照雲の妻・幸恵役に扮する。安田は、「『とんび』という作品に流れる時代を超えた普遍的な人間讃歌、父と息子の絆、家族愛。人と人との触れ合いが持つエネルギーが映画全編に溢れています」と語り、大島は「ヤスさんとアキラを支える家族の一員、幸恵おばちゃんとしてアキラが成長していく姿に一喜一憂し、我が子のように見守らせていただく日々を過ごさせていただきました」と明かした。

 さらに、ヤスの妻でアキラの母・美佐子役を麻生久美子、薬師院住職で照雲の父・海雲役を麿赤兒が演じる。ほかに、濱田岳、宇梶剛士、田中哲司、豊原功補、嶋田久作、村上淳、尾美としのり、吉岡睦雄、宇野祥平、木竜麻生の出演も明らかとなった。

 追加キャスト発表に際して瀬々監督は、「誰を主人公にしても一編の映画ができるのではないかと思えます。そうした人々を魅力的な方たちが集まって演じてくれました」と話し、「自分で言うのもなんですが、今回の『とんび』間違いなしにおもしろいです」とメッセージを寄せている。

 映画『とんび』は2022年公開。

<コメント全文>
■薬師丸ひろ子
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の瀬々監督と再びご一緒させて頂ける事に心踊りました。

そして偶然にも“8年越し”と同じく岡山でのロケ!

街の皆様、フィルムコミッションの皆様の多大なご協力のもと、暖かく優しい気持ちに包まれながらロケに参加しました。

ヤスさん、アキラ親子を見つめるたえ子の佇まいは、街の雰囲気が自然に作り上げてくれました。

阿部さんとの共演も久しぶり、多彩な表情を見せるヤスさんを魅力的に作り上げていらっしゃいましたが、そんな中でも阿部さんが考案するコメディ部分が大好きです。
是非、ご覧ください。

■杏
大好きな重松さんの原作で瀬々監督と伺って、ぜひ出演させていただきたいと思いました。

私が演じたのは、自分が幼児だった頃の時代、勢いがある色濃い時代の都会の女性。懐かしい衣装やメイクがとても新鮮でした。

東京で生まれ育ち、備後のあらあらしい海に良く似た豪気な方々の勢いに気圧されながらも、どこか憧れと郷愁を感じ、惹かれていく気持ちは、実際の場所に行けたことでより身近に感じられました。

阿部さんとは以前共演させていただいたこともあり、とても気さくに話しかけてくださって嬉しかったです。北村さんとは割と年齢が離れているので、最初夫婦と聞いて驚きましたが、とても落ち着かれていて安心感がありました。

完成した作品を見て、時代を超えて何度もぶつかり合い、支え合い、交差しあう人間の愛のドラマに、何度も涙が流れました。

昭和というパワフルで彩り豊かな時代、今は少なくなってしまった人の距離感があります。人は1人では無い、多角的に関わり合って人生があるのだと思わされる作品です。

■安田顕
憧れの瀬々組、敬愛する阿部寛さんとご一緒できる喜びで小躍りしました。そして、重松清さんの描かれる様々な家族のカタチの一部として現場に参加できたことに、心より感謝申し上げます。

阿部寛さんはじめ、諸先輩のキャスト皆様、同世代の方々、北村匠海さんはじめ、若いキャストの力、諸々入り混じる毎日が刺激的で嬉しい撮影の日々でした。

『とんび』という作品に流れる時代を超えた普遍的な人間讃歌、父と息子の絆、家族愛。人と人との触れ合いが持つエネルギーが映画全編に溢れています。老若男女、全ての人に捧げる作品だと思います。是非、ご覧ください。

■大島優子
まず、瀬々さんの作品にまたお声をかけていただいたこと、一度よりも二度の喜びは倍となり押し寄せました。ヤスさんとアキラを支える家族の一員、幸恵おばちゃんとしてアキラが成長していく姿に一喜一憂し、我が子のように見守らせていただく日々を過ごさせていただきました。そしてヤスさんの人情味には信じられるものが映っていて、阿部寛さんにはどこまでもついて行きたくなります。いつもこうして撮影を振り返る時に、現場ごとに色が見えながら言葉を選ぶのですが、『とんび』の現場は心の底からじんわり温まるような夕陽の色です。観てくださった皆さんが温かくなる作品になることだと思います。

■瀬々敬久監督
重松清さんの原作「とんび」には強い物語があると思います。主人公、ヤスを中心にしながらも脇役たちの抱えている物語がどれも濃厚で人の心を惹きつけます。誰を主人公にしても一編の映画ができるのではないかと思えます。そうした人々を魅力的な方たちが集まって演じてくれました。

薬師丸ひろ子さんは人生の苛烈さを颯爽と背負い投げするような見事な一本の存在感です。杏さんは働く女性のバイタリティを優しさに包んでプレゼントしてくれました。安田顕さんは独自のペーソスの中に男の侘び寂びが滲み出ています。大島優子さんは常に明るく可憐に映画の屋台骨を支えてくれました。そして、麻生久美子さんの透明感が映画の時間を永遠にしてくれます。麿赤兒さんのセリフ「ヤス、海になれ」は正に父と子の映画のテーマであり、必見の見どころです。他にも、一瞬の出番と思われる場面に素晴らしい方たちが出てきます。

自分で言うのもなんですが、今回の『とんび』間違いなしにおもしろいです。

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