『シチリアを征服したクマ王国の物語』柄本佑、伊藤沙莉、リリー・フランキー参加 クマ躍動の予告も
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<日本語吹き替えキャスト・監督コメント全文>
■柄本佑(ジェデオン&デ・アンブロジス役)
絵が可愛く、迫力もあって美しい映画でした。色彩もすごく楽しい。どのキャラクターもチャーミングです。語り部であるジェデオンと魔術師、ビジュアルも全然違う二人ですが、それぞれのビジュアルにあった、僕の声じゃないくらいの感じでやれたら楽しいかなと思っています。
老若男女楽しんでいただける作品ですので、アート好きな方も、絵とか色彩を楽しんで! お子さんは絶対に色とキャラクターの可愛さでハマっていただけると思います。
■伊藤沙莉(アルメリーナ&幼少期のトニオ役)
語り部のアシスタントをやっているアルメリーナはすごく素直な屈託のない女の子。一方物語の中でのアルメリーナはちょっと違う女性なので、そのちょっとした差が出せたらいいなと思いながら演じました。映画を見させていただいたときに、私にお声がけいただいた理由がすごくわかる声だったので(笑)そこをちゃんと全うできたらいいなって思います。
意外と可愛い世界観の中に、人間の愚かさのような、芯をつくものが伝わってくる映画です。大人にもじんわり伝わるし、子供にも感じられるものがあるんじゃないかなと思いますので、目でも心でも楽しんでください。
■リリー・フランキー(老クマ役)
普遍的なものを描きながら、人間社会に入った動物たちのしわ寄せと言いますか、人間が起こしてる色々な環境に対する問題もバランスよく描かれているので、素晴らしいお話だなと思いました。
何度やってもアフレコは難しいというか嫌な汗が出ますよね。やる度に声優さんってすごいなっていつも思います。僕は実写よりも先に、一番最初にやったのが、海外ものの吹き替えのアフレコだったので、そう考えると僕は声優出身だったんだなということも思い出しながら、成長していない自分にも毎回気づきますよね。
■ロレンツォ・マトッティ監督
ジェデオンとアルメリーナは、伝統的な物語や古代の伝説を絵と音楽で語りながらシチリアを旅します。読み物ではなく、語り部に物語を語り継がせる口承文学は、日本だけでなくイタリア(ヨーロッパ)でも古くから行われています。
そのため、“アニメーションの国”で自分の作品が上映されるという感動に加えて、今回の配給をとても嬉しく思っています。日本の皆様には、私たちを結びつけるこの受け継がれた感性で、この映画のあらゆるニュアンスを把握していただけると確信しています。