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尾野真千子、草なぎ剛ら出演 少年のひと夏の冒険を描く『サバカン』来年公開

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映画『サバカン SABAKAN』キャスト陣
映画『サバカン SABAKAN』キャスト陣

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竹原ピストル

貫地谷しほり

 子役の番家一路が主演を務め、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛らが共演する映画『サバカン SABAKAN』が、2022年8月に全国公開されることが決まった。

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 本作は、1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険に出ることになった二人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く、《ひと夏》のみずみずしい物語。コロナ禍の中で社会の分断が進む中、80年代という時代を通して映し出される、貧しさの中にある人の温かさと優しさに触れる作品として、「人間ドラマ」であると同時に普遍的なエンターテインメント作品を目指している。

 監督は、TBSドラマ『半沢直樹』(2020年)など、主にテレビ・舞台の脚本や演出を手掛けてきた金沢知樹。本作が映画初監督となる。脚本は金沢監督と萩森淳の共同執筆による完全オリジナル。撮影は8月から9月にかけ、長崎県を中心に行われた。

 金沢監督は「撮影の舞台は僕の出身でもある、長崎県の長与町という田舎町です。物語は創作でありながら、自分の幼い頃の体験や、登場人物にもほぼモデルがいます。撮影期間は自分の過去を巡るような、そんな不思議な感覚で過ごしました。そして、コロナ過での撮影でしたが、出演者、スタッフをはじめ、街の方々にもたくさん支えていただきながら無事に撮影を終えることが出来ました」と撮影を振り返った。

 主演の番家一路は「僕の初めての映画撮影サバカン。初めての長崎。撮影が始まると監督が謎の足いたで車椅子でした。『感情が入っていない』とよく怒られました。が、3歩歩くと忘れてしまうのでまた怒られました。でも監督は諦めず僕に気持ちを入れてくれました。猫背もほめてくれました。この夏僕は、いろいろな優しくてこわくて面白い人達に出会え、楽しかったです」とコメント。

 共演の子役・原田琥之佑は「毎日があっという間でした。監督と初めて会ったときに共通の話題で盛り上がって何でも話せたので、演技をするのが恥ずかしくなかったです。お芝居は初めてだったからドキドキしてましたが途中からすごく楽しくなってきてクランクアップの前の日は寂しい気持ちになりました」と振り返る。

 尾野真千子は「どんなアドリブも自然にできて本当の家族のようなあったかいシーンになった気がしました。大変だったのは長崎弁でした! でも、楽しかったです」、草なぎ剛は「僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな」とコメントを寄せている。

 映画『サバカン SABAKAN』は、2022年8月全国公開。

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