M・デイモンが「8歳のメリル・ストリープ」と絶賛 意外な日本人名も飛び出す『スティルウォーター』本編映像
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現在公開中の映画『スティルウォーター』より、主演のマット・デイモンから「8歳のメリル・ストリープ」と大絶賛された天才子役が登場、その口から意外な日本人の名も飛び出す本編映像が解禁された。
【動画】M・デイモン絶賛の天才子役登場 『スティルウォーター』本編映像<娘へのプレゼント編>
本作は、『スポットライト 世紀のスクープ』で第88回アカデミー賞作品賞を受賞したトム・マッカーシー監督の最新作。仏マルセイユを舞台に、殺人罪で捕まった娘の無実を証明するため、父親が真犯人を探し出すというサスペンス・スリラーだ。主演のマット・デイモンは、異国の地での真犯人探しに奮闘する米国人の父親ビルを泥臭くもリアルに体現している。娘アリソン役にはアビゲイル・ブレスリン。留学中にガールフレンドを殺した罪で逮捕されるという難しい役柄を演じた。
■聞きなじみのある日本人名「サカイ」とは!?
この度解禁されたのは、ビルが娘アリソンとの面会前に彼女への土産を市場で選ぶシーン。現地の協力者ヴィルジニーの娘マヤの助けを借りながら品定めをするが、なかなか決められないビル。すると、マヤは大ファンのマルセイユを拠点にするサッカークラブ、オリンピック・マルセイユ(OM)のユニフォームを猛プッシュ。OMは世界最高のチームだと主張して所属のスター選手の名前を挙げるが、その中には「サカイ」と聞きなじみのある日本人の名前も。
この「サカイ」とは、日本代表としても活躍を続ける酒井宏樹選手のこと。2016年から所属し中心選手として活躍、惜しまれながらも昨年退団した酒井選手だが、いかに地元のファンから愛された存在だったかが見てとれる。
そんなやりとりを経て、ようやく買い物を済ませたビルが、お礼にOMのユニフォームをプレゼントすると、マヤは無邪気に大喜び。重苦しいテーマを描く本作の中でもほほ笑ましいひと時が描かれている。
ちなみに、酒井宏樹は1月15日に自身のSNSアカウントでこのことを報告。「名前を出して頂いたこと、本当に嬉しいですし光栄です。マルセイユの方々の記憶に少しでも長く残れたらと思います。ありがとうございました! “Still water”Merci Maya」と喜びを語っている。
■演技未経験の子役リル・シャウバウに注目
また本シーンで注目したいのが、マヤを演じたリル・シャウバウ。演技未経験ながら、監督のトム・マッカーシーも驚く才能を見せつけた。
監督は「彼女はこれまで一度も演技をしたことがなかった。でも何度か脚本の読み合わせをして、とても才能がある子だと思いました。アドバイスをすると、すぐに自身の演技に取り入れました。オーディションの段階が進むにつれ、繰り返し来てもらいましたが、そのたびに彼女は女優としての幅を広げていきました」と大絶賛。
マット・デイモンも彼女の自然体な演技に感銘を受けた1人。「リルは8歳のメリル・ストリープのようなものだよ! 彼女は、普通の人だったら何十年もかけて学んで理解できるような、テイクごとに演技を変えることができる才能があるんだ。すべてのシーンにおいて、一瞬一瞬を見逃さず生き生きとした演技ができる」とべた褒めだ。
当のリル自身は「ダンスの先生が私の代わりにオーディションに応募しました。母は起用されるなんて思ってもいませんでした」と語った上、「何度もオーディションを受け、最終的に選ばれたと聞いてとても嬉しかった。緊張もしたけど、多くの人に支えられて頑張ることができました」とコメントしている。
映画『スティルウォーター』は、全国公開中。