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岡崎かのん、「音楽座ミュージカル」新作に初挑戦「自分自身と本当の意味で向き合う時間」

演劇

■「役者としてカンパニーにいること」こそが、自分自身と向き合う時間

――再演でもキャストや演出が変われば違う作品のような感覚だとは思いますが、新作をいちから立ち上げることについてはいかがでしょうか。

岡崎:作品の主軸を進めていく代表という大きな存在がいる中で、俳優一人ひとりが作品を創作していくのが、音楽座ミュージカルの一番大きな特徴だと思っています。今回は8年ぶりの新作で注目を浴びていると思いますし、YouTubeなどで新たなお客様にも注目していただいている中での新作なので、私たち一人ひとりの力量、作品にかける思いにかかっていると思います。

 また、すごく重たいイメージの作品ですが、時代に合わせてポップに楽しんでいただけるようにしたいねという話になって、役名も日本人に変えようということになったり。代表からの問いかけに対してみんなで考えて進める、ちょっと海外っぽい作り方だと思います。一人ひとりがクリエイターのような感覚です。


――台本を拝読しましたが、確かに役の名前や舞台設定が今の日本になっていて親しみやすかったです。

岡崎:新代表になってから、「今上演するからこそ、今のお客様に何を受け取ってほしいか」という意識が強くなっています。新作など、自由にアレンジができるものはすごく現代的な要素も入れていて、柔軟だと思います。

――映画化もされている作品ですが、ミュージカルになることによって生まれる新しさについて、現時点でいかがでしょう。

岡崎:楽曲ができ上がってきていて、重いシーンをポップに見せられるのはミュージカルならではだと思います。カイブツもすごく陽気に歌うので、すごく可能性を感じました。怪物とは言っていますが、怖い存在ではないので、もしかしたら皆さんが一番好きなキャラクターになるかもしれません。主人公に寄り添いつつ、ギャグを言ったりふざけたり、でも本質をついたり。お客様もクスッと笑える瞬間が生まれるんじゃないかと思います。

――主人公が「物語」を通して自分の本心と向き合って成長していく物語ですが、ご自身にとって、自分と向き合うための勇気を与えてくれるものはありますか?

岡崎:私は音楽座ミュージカルにいることがすごく勇気のいることというか、自分と向き合わないとここにいられないと最近すごく感じます。今上演している『マドモアゼル・モーツァルト』もそうですが、作品をやっていく中で本当に自分が掴めていないもの、見たくないものにも向き合わないと成立しない。役者としてカンパニーにいることが、自分自身と本当の意味で向き合う時間になっていると感じます。

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■初のオリジナル作品「大変さと面白さを実感」

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【公演概要】

ミュージカル『カイブツはささやく』
ミュージカル『カイブツはささやく』ビジュアル

ミュージカル『カイブツはささやく』

■日程・会場
10月11日【大田区プレビュー公演】大田区民ホール・アプリコ 大ホール
12月11日~20日【東京公演】草月ホール

■原作:
パトリック・ネス『A MONSTER CALLS』

■原案:
シヴォーン・ダウド

■脚本・演出:
相川タロー・ワームホールプロジェクト

■音楽:
高田 浩
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