クランクイン!

岡崎かのん、「音楽座ミュージカル」新作に初挑戦「自分自身と本当の意味で向き合う時間」

演劇

■初のオリジナル作品「大変さと面白さを実感」

――音楽座さんはYouTubeでも制作過程などを赤裸々に発信しています。

岡崎:YouTubeは2026年の1月から始めたんですが、全くミュージカルを知らない外部のディレクターさんに撮っていただいています。私たちが「それって面白いの?」と思う部分も切り取ってくださって、「ミュージカルに興味がなかったけど観に行きたくなりました」と言っていただくことが増えました。逆にファンの方からは赤裸々すぎて驚かれました。もちろん全てお見せしているわけではないですが、ディレクターさん視点で面白いと思った部分にはNGを出さず、ありのままの姿を見せています。

――そこから興味を持った、まだ劇場に来たことのない方に向けて、この作品の魅力を伝えるとしたらどんなことになりますか?

岡崎:やっぱり「生」ということでしょうか。決められた演出とセリフがあっても、本当に毎回違います。稽古中はもちろん開幕してから結末が変わることもあって、その瞬間しかないものをお届けしています。今回もオリジナルを作っていく過程を皆さんにお届けすると思うので、興味を持っていただけたらぜひ勇気を持って観に来ていただきたいです。

――オリジナル作品は8年ぶりということで、岡崎さんがオリジナル作品にがっつり関わるのは初めてではないかと思います。

岡崎:ちょうど入団した時に『SUNDAY(サンデイ)』を作っている最中でしたが、入団した日にセットも組まれていたので「プロの現場ってすごい、こうやって稽古していくんだ」という感覚だったんです。今回の作品はオリジナルキャストとして参加するのもいちからの創作も初めてなので、大変さと面白さを実感しています。自分が作品をどう思っているか、シーンについて考えていることを話して一緒に作っていける環境はすごくありがたいです。


――入団からの8年で様々な作品に関わってきましたが、作品に向き合う姿勢の変化などはありましたか?

岡崎:かけ合いながら稽古が進むのは初めてのことだったので、自分の中に「こうしたい」という思いがないと舞台に立てない・役を演じられないという発見が一番大きかったです。俳優としては、言われたものを表現するのではなく、目の前の作品が自分にとってなんなのか、役をどう理解してどう表現したいかを考えて、自分の中にあるものと周りを掛け合わせて作っていくようになったのが変化だと思います。

――最後に、楽しみにしている皆さんへのメッセージをお願いします。

岡崎:音楽座ミュージカルの作品は、皆様の心に寄り添ってそっと背中を押すような、人生を生きていく上での温かい力になると思います。シリアスな原作を私たちがどう創作していくか、ぜひ劇場で体感していただきたいです。音楽座ミュージカルらしい尖った作品になると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

(取材・文・写真:吉田沙奈)

 ミュージカル『カイブツはささやく』は、10月11日に大田区民ホール・アプリコ 大ホール(大田区プレビュー公演)、12月11日~20日に草月ホール(12月15日は休演日)にて上演。

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【公演概要】

ミュージカル『カイブツはささやく』
ミュージカル『カイブツはささやく』ビジュアル

ミュージカル『カイブツはささやく』

■日程・会場
10月11日【大田区プレビュー公演】大田区民ホール・アプリコ 大ホール
12月11日~20日【東京公演】草月ホール

■原作:
パトリック・ネス『A MONSTER CALLS』

■原案:
シヴォーン・ダウド

■脚本・演出:
相川タロー・ワームホールプロジェクト

■音楽:
高田 浩
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