松下優也、平間壮一は「めちゃくちゃ心強い存在」【『THE ALUCARD SHOW』製作発表レポート】
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一方、今回初参加となるSANTAは「すごい楽しかったです」と弾む声で稽古場の様子を紹介。「常にすごく温かい空気」で、先輩たちからも優しく教えてもらいながら、「楽しくて、みんなで一緒に頑張って作っている作品」だと実感しているという。
滝澤は、現在は振付稽古が中心で「1日6、7時間くらい」踊っていると明かし、そのスピード感に驚きを見せる。特にSHINGO OKAMOTOの振付について、「手の角度」だけでなく「表情」まで細かくディスカッションしながら作っていることに驚いたそうで、「今までないくらい細かいところで作品作りをやっている」と、完成への期待を膨らませた。
赤名は、歌いながら踊るこれまでの経験とは違い、「踊りだけで表現する」ことに新鮮な楽しさを感じている一方、「プレッシャーもちゃんと感じられていて」と緊張も告白。この日のパフォーマンス直後も緊張が続いていたというが、観客から声が上がったことで「もうちょっとリラックスしていいんだ」と安心した様子。松下は「やったぞ、みんな!」と、アルカドニアへ呼びかけた。
山野も、実際にパフォーマンスを行うなかで「これがALUCARDか」という空気を感じたといい、「本番の時の景色だったり、そこに行く気持ちのヒントを得た」と、製作発表そのものを貴重な経験として受け止めていた。
瀧澤は、稽古について「1秒1秒集中しないと置いていかれるくらい、過密で大変」と振り返りつつ、「謎の安心感がある」と語気を強めた。その理由は「ブラドの背中がデカい!!!」と松下への信頼感を挙げると、会場中から大喝采が巻き起こった。
そして彩風は、稽古を重ねるほど「本当に怖い作品」と感じているそう。「気づいたらのめり込んで、取り憑かれてる」。家に帰ってからもALUCARDの曲が頭の中に流れ、自分の役ではない曲まで口ずさんでしまうほどで、「これがALUCARDなんだ」と体感しているようだ。個人としては彼らをカッコいいなと見入ってしまうが、マリアとしては嫉妬の心も湧いていて、「その後のマリアの作品の中での生き方に繋がっていけば」と分析した。
会見では、観客を作品世界へ巻き込む仕掛けについても河原が説明。初演時から「非常に中毒性の高いものを作ろう」と考えていたといい、今回は12年ぶりの復活を待っていたアルカドニアに向け、開幕前からグッズを展開するという試みも。作品と観客がともに世界を作り上げることへの期待を込め、グッズのさまざまな身につけ方もキャストたちが体現。「初日から身に着けて観に来てくださったら嬉しい」と呼びかけた。
続いて、松下と平間へ「初演の思い出」についての質問が寄せられ、ふたりは、何よりもダンスの練習に明け暮れた日々を思い出し当時を振り返った。稽古だけでなく、キャスト同士で過ごす時間も多く、「部活みたいな、青春みたいな感じだった」と語り合った。松下のライブを渋谷まで見に行ったこと、プライベートで一緒に過ごしたこと、公園でバスケットボールをしたこと、「本当に青春だった」と表現した。
さらに河原は、作品が描く「大衆心理」や、劇場でしか味わえないライブの価値にも言及。「12年前と変わらない、尚更際立っている、その価値は改めて貴重なもの」と話し、「そこに甘えていると、その文化すらも危ういのかもしれない。僕らはクオリティの高い芝居でエンターテイメントを提供しなければ」と、12年前から変わらない創作への思いを語った。
最後には、アルカドニアから寄せられた熱いコメントも紹介され、さらに寄せられた質問にキャストが直接答えるスペシャルな機会も設けられた。「ALUCARDのメンバーの中で一番秘密が多そうな人は?」という質問には、楽しい探り合いが繰り広げられたり。本番に向けて、結束が益々深まっていくのだろう。
当時の熱狂を知る者も、新たに加わる者も、新生ALUCARDが巻きこす熱狂の渦へ。12年の時を越えた『THE ALUCARD SHOW』の再始動に、期待が高まる。(取材・文・写真:岩村美佳)
『THE ALUCARD SHOW』は、10月6日~22日東京・日本青年館ホール、10月29日~11月1日大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。
【公演概要】
『THE ALUCARD SHOW』
10月6日~10月22日:東京・日本青年館ホール
10月29日~11月1日:大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
◆出演
ブラド:松下優也
オルロック:平間壮一
カーミラ: SANTA
ジルド:滝澤諒
サンジェルミ:赤名竜乃介
ポプシー:山野光
バット:瀧澤翼
DANCERS:AYUMI. decomayu HIKARU MAI KUREMOTO NAGISA ROZA
ウォルター:坂田聡
サラ:野口かおる
マリア:彩風咲奈
◆原作・構成演出
河原雅彦
◆振付原案
MIKIKO (ELEVENPLAY)
◆振付
SHINGO OKAMOTO、SAYA (ELEVENPLAY)
◆脚本
竹内佑
◆音楽
篤志
【公式サイト】https://alucardshow2026.com/
【公式X】@alucard_show