【月刊ローチケ】THE ROB CARLTON 20F『VISITORS』/THE ROB CARLTON インタビュー
8月末から9月にかけて、東京・ユーロライブと大阪・ABCホールにてTHE ROB CARLTON 『VISITORS』(作・演出:村角太洋)が上演される。京都を拠点に据えながら東西を横断して注目を集めるTHE ROB CARLTON。本作は実の兄弟でもあるボブ・マーサム(村角太洋)と村角ダイチによる濃密な二人芝居だ。一人の男の元を訪れる〝訪問者たち〟の目的とは? その見どころについて二人に話を聞いた。
【写真】さすが兄弟!な仲の良さ THE ROB CARLTON 撮りおろしフォト
◆早替えで魅せる! 濃密な兄弟コメディ二人芝居
―― 15周年となる本公演で二人芝居を上演。どんな経緯があったのでしょうか?
ボブ:これまでも何本か二人芝居はやってきたんですけど、いつか本公演として腰を据えてやってみたいという思いがあったんです。ユーロライブとABCホールは大きさも雰囲気も全く異なりますが、この数年の経験で必ずしも同じサイズ感の会場である必要はないな、という感覚や手応えを得たこともあり、本公演として革新的な二人芝居をやりたいと思ったんです。
――訪れる側と迎える側の攻防を描く本作ですが、その構想のきっかけは?
ボブ:この人の力を借りた方が有利だ、という人物っているじゃないですか。業界のドンとかキングメーカー的な。その力を借りるべくいろんな人が訪れるわけですけど、迎える方は当然一人なわけですよね。そんな中で同条件の訪問者の中から一人を選ぶとなった場合、何を元にジャッジするんだろうと……。そこから話を膨らませました。僕は訪れられる側を演じます。
ダイチ:つまり僕が訪れる側=VISITORSを演じるのですが、複数の役を演じ分けるのは本当に大変なんですよ! ここ3作品くらいずっとやってはいるんですけど、今回は自分と同世代の男性と、少し上の男性と、さらに少し上の女性の3役を演じる予定です。キャラクターとかセリフよりも、いかに衣装を早く着替えられるか、ってことをまず考えましたね(笑)。
ボブ:そう、早替え! 舞台裏でいかに早く着替えてしれっと出てこられるかって、いつの時代も面白いことだと思うんです。映像では編集ができるところを編集なしでやるわけですから。
ダイチ:大変なんですけど、大変なことをやるということ自体が、舞台の面白さでもありますよね。
ボブ:あと、この数年でダイチが様々な演じ分けを達成してきたこともあり、「兼ね役ができる俳優」という印象も定着してきつつあるのではないかと。
ダイチ:女性役をやったりして、バリエーションも増えましたよね。意識的に演じ分けをするというよりは、日常の中でモデルの引き出しを増やしていくような感覚なんです。言ってしまえば誰かのモノマネなので、「ああ、こういう人いるいる」って楽しんでもらえたらなって。
――ボブさん演じる人物がダイチさん演じるクセあり訪問者たちとどう絡むのか、楽しみです!
ボブ:やはり兄弟ですから、共通の言語や認識も多く、キャラクターのすり合わせが早いというのも強みですね。兄弟ならではの、あうんのチームワークで挑みたいと思います!
ダイチ:兄と作品を作るうちに、僕自身にも「コメディになくてはならない役者になりたい」という展望が生まれました。面白い作品をより面白くできる職人でいたいので、職人技を突き詰めていきたいですね。早替えも含めて!(笑)。
ボブ:演劇界の早替え俳優と言えば、村角ダイチ!となれば。そのくらい頼りにしています!
(インタビュー・文:丘田ミイ子 写真:明田川志保)
THE ROB CARLTON 20F『VISITORS』は、8月27日~30日東京・ユーロライブ、9月11日~13日大阪・ABCホールにて上演。
<プロフィール>
THE ROB CARLTON/ざ ろぶかーるとん:村角太洋(ボブ・マーサム)と村角ダイチを中心にʼ10年に結成された劇団。近年は関西のみならず、東京でも定期的に公演をおこなう。
※構成/月刊ローチケ編集部 8月15日号より転載
※写真は誌面と異なります
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【公演概要】
THE ROB CARLTON 20F「VISITORS」
8月27日~30日:東京・ユーロライブ
9月11日~13日:大阪・ABCホール
◆作・演出
村角太洋
◆出演
ボブ・マーサム
村角ダイチ
村角ダイチ
村角ダイチ
【公式サイト】http://www.rob-carlton.jp/nextstage.html