クランクイン!

【月刊ローチケ拡大版】タカハ劇団 第22回公演『プール』/高羽彩インタビュー

演劇

◆ジャンルも国も越えて 演劇の可能性を広げたい

――主宰として、そして演出家として高羽さんが大切にされていることが伝わるお話の数々でした。同時に、高羽さんは外部公演では俳優としても活躍されています。演劇生活20周年という節目に、俳優・劇作家・演出家という顔を持つ高羽彩としての今後の展望をお聞かせください。

高羽:たしかに、この20年、どれも諦めずに続けられたことはすごくよかったと思っているんですよね。「役者はやめよう」とか「演出家をやめよう」とか、どこかで何かを手放していてもおかしくない状況ではあった中で、なんとか全部を続けられたことは、自信にも繋がっています。この夏は久しぶりに外部団体にも客演をしたのですが、すごく楽しかったですね。タカハ劇団でも初期作品には私の出番が結構あったんですよ。元々俳優がやりたくて、書き始めたようなところもあったので。でも、途中からはなかなかそうもいかず、30代頃に書いたものだと私の出番が全然ないんですけど、最近また出演も始めたんです。なので、外部からのキャスティングもドシドシお待ちしています!(笑)

――21年目からも多彩なご活躍を楽しみにしています!

高羽:あと、ここ何年かずっと言っているのは、自分の作品を海外に持っていきたいということ。海外に行く機会が増えたこともあり、「もっと広い場所で演劇人と繋がりたい」、「自分の書いた戯曲を海外の演出家や俳優にやってもらいたい」という思いが年々強くなってきました。あとは、タカハ劇団でオリジナルのミュージカルもやりたい! 先に言ったように、私は脚本のスタイルそのものにこだわりはないので、そこを活かして可能性を広げていきたいですね。なんせ演劇は面白いですから。ただでさえ狭い世界で分断するなんて悲しいし、もっとジャンルや国をまたいで盛り上げられたら…。作家が横断して作品を作ることで、演劇全体のクオリティや充実度もきっと上がるはず。そう信じて、今後も挑戦心を絶やさずに自分の道を歩んでいけたらと思います。

(取材・文:丘田ミイ子 撮影:村上宗一郎)

 タカハ劇団 第22回公演『プール』は、11月13日~23日東京・東京芸術劇場 シアターイースト、11月28日・29日愛知・メニコン シアターAoiにて上演。

<プロフィール>
高羽彩/たかはあや:ʼ04年に個人演劇ユニット「タカハ劇団」を旗揚げ。主宰・脚本・演出を手掛ける。近年はドラマやアニメーションの脚本も手掛けるなど、幅広く活躍する。

※構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号掲載分のロングバージョン
※写真は誌面と異なります

掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布

4ページ(全4ページ中)

【公演概要】

舞台『プール』
舞台『プール』メインビジュアル

舞台『プール』

■日程・会場
11月13日~23日 東京芸術劇場シアターイースト
11月28日・29日 愛知・メニコン シアターAoi

■脚本・演出:高羽彩

■出演
市川理矩、大岩世奈、久我音寧、土屋翔(劇団かもめんたる)、長友郁真、藤井憂憂、水野小論(ナイロン100°C)、薬丸翔/土屋佑壱(こまつ座)、近藤強、高羽彩

■スタッフ
舞台監督:藤田有紀彦
舞台美術:稲田美智子
照明:小林愛子(Fantasista?ish.)
音響:田中亮大(Paddy Field)
衣裳:千葉奏子
ヘアメイク:武部千里
演出助手:函波窓
演出部:新田周子 
宣伝美術:羽尾万里子(ムジナアート)
宣伝写真:金山フヒト
宣伝ヘアメイク:武部千里
キャスティング協力:伊藤尚哉
票券:藤野沙耶(ローソンチケット)
制作:小川友紀子、林紗弥
プロデューサー:後藤かおり
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