嵐が届けるファンへの愛 国民的アイドルでありながら圧倒的な親しみやすさ<ラストツアーカウントダウン連載>
■「5人じゃなきゃ嵐じゃない」
そんな中、2020年12月31日(木)をもって活動を休止することを発表。2017年に大野がメンバーに「嵐としての活動を一旦終えたい」「自由な生活を1回してみたい」と伝え、何度も話し合いを重ねた上でメンバーは決断したという。この発表は大きな話題となり、記者会見は約80分に及んだ。同会見で嵐は「5人じゃなきゃ嵐じゃない」「1人欠けては嵐ではない」と、「5人であること」の重要性を伝えていた。真剣に、時にユーモアを交えながら会見を進める姿には確かにグループ、そしてファンへの愛があった。
当初は活動休止前にイベントが予定されていたが、コロナ禍で無観客開催に。2020年11月に「アラフェス 2020 at 国立競技場」が配信された。さらに大みそかには東京ドームにて活動休止前ラストライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」を生配信で開催。コロナ禍の影響を受け、活動休止前最後の日はファンに直接会うことはかなわなかった。そして2025年に嵐は活動を再開。2026年3月13日(金)から始まるツアーでファンに直接感謝を伝えた後、グループの活動を終了する。
ここまで大きなグループになっても、嵐は圧倒的な親しみやすさを持っている。数字や功績を見ると、日本のエンターテイメント業界を牽引していると言っても過言ではない。しかし嵐は、どこか“近所にいるお兄ちゃん”のような近さがある。嵐を想像した時に笑顔や楽しそうな雰囲気が浮かんでくるのは、楽曲の力だけではない。嵐が嵐でいる時に見せる顔が、楽しそうだからだ。デビューした時から今まで、私たちには知ることのできないさまざまな出来事があっただろう。しかし5人は、いつも明るく夢と希望を届けてくれる。
活動を休止している時間があっても、5人が集まれば嵐になる。終わりがあると考えると、どうしてもさびしい。しかし嵐は、活動を終了するその瞬間まで、抱えきれないほどの愛を届けてくれるに違いない。(文:朝日奈風果)




















