俳優・松村北斗の人気は“必然”だった? 『恋マジ』柊磨役でも勢いが止まらぬワケ
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そんな松村が『恋マジ』で演じるのは、女性の欲しがる優しい言葉を天才的に返すミステリアスで危険なギャルソン兼見習い料理人・長峰柊磨だ。
柊磨という役は、松村にとって新境地なように感じる。なぜなら、これまで気付いたらモテる、無自覚のうちに視聴者の心をぐっとつかむモテ男を演じてきた松村が、モテることを自覚したモテ男を演じているからだ。
注目すべきは柊磨に好意を寄せる女性たちとの距離の近さ。柊磨目当ての客であふれるレストラン「サリュー」に集まる客を、煙たがることなく、過剰なまでにもてなす。例えば、オーダーを取る時、椅子の背もたれに手を回しメニューを説明するなんて、モテを自覚していなくてはできない仕草だ。
また、1つ1つの仕草に色気があるのも柊磨の魅力。特に第4話ラストでの主人公・桜沢純(広瀬アリス)との30秒超のキスシーンは「ヤバすぎる!」「手の添え方が…」などとSNS上で話題になった。そのため、この柊磨のキャラクターをきっかけに、“俳優・松村北斗”が気になり出した人もいることだろう。
さらに柊磨という役が視聴者にハマる理由は、柊磨そのもののキャラクター性に加えて、松村本人とのギャップも挙げられるのではないかと推測している。インドアで友人が少ないことを日々公言している松村。そんな彼の新たな一面とあって、もとからファンだった人にとっても、柊磨は気になってしまう存在だ。
さらに加えるのであれば、ただチャラいだけではなく、実は仕事熱心で努力家で、誰に対しても思いやりがあるのが柊磨の魅力。来るもの拒まず、去るもの追わずがモットーの柊磨が見せる、誠実な一面は柊磨をより一層好きにさせるギャップだ。
物語もいよいよ佳境な『恋マジ』。最終回までに、松村はどんな柊磨を見せてくれるのか楽しみだ。(文:於ありさ)
ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』はカンテレ・フジテレビ系にて毎週月曜22時放送。