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実写版『耳をすませば』ここが気になる! アニメ版ファンも必見の“4つの魅力”

映画

映画『耳をすませば』メインビジュアル
映画『耳をすませば』メインビジュアル(C)柊あおい/集英社(C)2022『耳をすませば』製作委員会

 清野菜名と松坂桃李がダブル主演する実写映画『耳をすませば』がきょう14日より公開される。共演には山田裕貴、内田理央、松本まりか、田中圭ら、豪華キャストが名を連ねている。柊あおいの同名コミックを原作に、スタジオジブリによるアニメ映画『耳をすませば』が制作されたのは1995年のことだ。今回実写化されるにあたり、原作に完全オリジナル部分となる「雫と聖司の10年後の物語」が加えられることに。そんな『耳をすませば』実写版について、アニメ版との違いや見どころを紹介したい。

【写真】キュンとするカットだらけ! 実写版『耳をすませば』場面写真ギャラリー

 アニメ版『耳をすませば』は主人公と同級生たちの青春時代をみずみずしく描いたスタジオジブリの名作である。中学3年生の月島雫は、読書が大好きで図書館に通う日々を送っていた。ある日、図書館で借りる本の貸し出しカードにいつも「天沢聖司」という名前があることに気づく。次第に聖司の存在が気になりはじめる雫。同じ頃に、雫は猫に導かれて入った「地球屋」という店でバイオリン職人を目指す少年と出会うのであった…。名曲「カントリーロード」にのせて雫と聖司の物語は進んでいく。そこに描かれるのは恋だけでなく、思春期特有の「まだ何者でもない自分」への不安や未来への希望。まさに青春がぎゅっと詰め込まれた作品になっている。

 一方の実写版で特筆すべきは、2人の青春劇のその後の物語が描かれたこと。さらにいくつかの設定にも変更が加えられ、まさに新解釈での『耳をすませば』となった。その魅力を語る上で、キーとなるのが、以下の4つの要素である。

■魅力1:主人公の中学生時代を演じた子役の活躍

映画『耳をすませば』場面写真 (C)柊あおい/集英社(C)2022『耳をすませば』製作委員会
 1つ目は子役の活躍だ。本作は大人になってからの雫を清野が、そして聖司を松坂が演じるために、どうしてもこの2人の物語に気持ちがいってしまう。だが実際には中学生時代のエピソードもしっかりと描かれており、安原琉那と中川翼がその淡い恋模様を演じている。人気アニメーション作品と同じ中学生時代を担う2人のプレッシャーは相当のものであったに違いない。だが堂々と、かつアニメと変わらない透明感をもって互いの関係性を表現する。雫や聖司のイメージを踏襲しながら、芝居で表現しきった2人の勢いに圧倒された。

■魅力2:“大人聖司”松坂桃李の存在感

映画『耳をすませば』場面写真 (C)柊あおい/集英社(C)2022『耳をすませば』製作委員会
 2つ目に挙げたいのは、大人パートで松坂がその存在感を遺憾無く発揮した点である。昨今は『娼年』(2018年)、『孤狼の血』シリーズ、『流浪の月』(2022年)など演じるに難しい役を演じてきたように思う松坂だが、本作での爽やかな青年役を見るにつけ改めてその芝居の振り幅のすごさに驚かされる。松坂は、聖司の劇中年齢より8歳ほど上であるにも関わらず、初々しくひたむきな姿で聖司の魅力を表現する。多くの人が恋をしたアニメ版の聖司を具現化するというハードルの高さに加え、大人になった聖司というさらに高いハードルを課されながらも、堂々と超えてくる。聖司そのものの持つ生命力を感じさせる芝居で作品をけん引した。

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