クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

実写版『耳をすませば』ここが気になる! アニメ版ファンも必見の“4つの魅力”

映画

■魅力3:まさにホンモノ! 実写化されたバロン

映画『耳をすませば』場面写真 (C)柊あおい/集英社(C)2022『耳をすませば』製作委員会
 そして3つ目のポイントは、バロンの存在だ。『耳をすませば』だけでなくジブリ作品『猫の恩返し』(2002年)でも活躍したバロンを気にする視聴者は多いはず。そんなバロンも実写化された人形として、地球屋で恋人を待っている。きらりと光る瞳や、造形のリアリティはアニメの中のバロンそのもの。バロンがこの再現度で現存するというロマンは計り知れない。

■魅力4:アニメ版からの“変化”がスパイスに

映画『耳をすませば』場面写真 (C)柊あおい/集英社(C)2022『耳をすませば』製作委員会
 最後に言及したいのが、実写化においての「変化」の部分である。アニメ版でバイオリン職人を目指していた聖司は、実写版ではチェロ奏者を目指す。また、アニメ版で印象的な劇中歌「カントリーロード」が、実写版では「翼をください」に。大きな要素から小さな要素まで変化が加えられている。特に楽曲の変更は全く違った印象を与えるものであり、戸惑いを感じる部分もあるかもしれない。だが実写版が描く内容を加味すると、10年後の雫たちと非常にリンクした楽曲になっているようにも感じられた。こうした「変化」に関しては、アニメ版と比較するより新たな物語として観ることで受け取れるものも変わってくるのではないだろうか。

 10年後の物語が加えられたことによって、新たな悩みや現実の壁に直面する雫と聖司。だが、それすらキャスト陣の力と、「地球屋」の作り込まれた美しい美術により、どこかファンタジックな気持ちで観ることができる。雫と聖司のその後を、ぜひのぞいてみてほしい。(文:Nana Numoto)

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る