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山田裕貴、“朝ドラ、大河ドラマ、声優、アニメ実写” 出演作が途絶えないその魅力とは

エンタメ

■対照的な役柄で見せた俳優としての順応性

 山田のカメレオン俳優ぶりを裏づける証拠は、対照的な役柄で見せる俳優としての順応性からも証明されていく。


 2021年7月公開の映画『東京リベンジャーズ』で、東京最大級の規模を誇る暴走族「東京卍會」の副総長・ドラケンを演じ、ピアスや金の辮髪(べんぱつ)、左のこめかみにある龍の刺青風メイクで、原作のキャラクターを忠実に再現した山田。一方、同年同月に放送された水曜ドラマ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』(日本テレビ系)では、正義感が強く時折余計な行動を取ってしまうが、実は生真面目で努力家な男・山田武志を演じ、正反対の役でギャップを見せ、2つの顔でファンを楽しませた。


 また、山田は今クールでも、2つの作品で正反対の役を演じている。冒頭で紹介した『女神の教室~リーガル青春白書~』と『どうする家康』だ。『女神の教室~リーガル青春白書~』の物語の舞台は、裁判官や検察官、弁護士などの“法曹界”を目指す学生たちが通う法科大学院、通称・ロースクール。そこで山田は、無愛想で、成績上位の優秀な生徒しか相手にしない冷徹な教員・藍井仁に扮(ふん)している。「判例オタク」で合理主義者の変わり者である藍井は、感情の読み取れない表情や声のトーンで、淡々と物事を語る。

 そんな感情のない抑制した演技とは対照的に、『どうする家康』では、松平元康(のちの徳川家康/松本)の家臣として、元康を暑苦しいほどに叱咤激励する戦国武将・本多忠勝を好演している。2話で、自軍が壊滅状態に追い込まれた元康が「無能な大将じゃ」と自害を決意するシーンで、忠勝が元康に涙ながらに熱く思いを伝える姿には、心を打たれた視聴者も多いのではないだろうか。

 日曜日の大河と月曜日の“月9”、時代劇と現代劇、熱い心を持つ戦国武将と冷徹な教員、2つの時空で、2つの役を演じ活躍する山田の姿を楽しめるというわけだ。アウトローから正義のヒーローまで、どんな役を投げても、作品に順応し、没入してくれる。また照準を合わせてくれる信頼感が、オファーが絶えない理由だろう。

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■親しみやすいキャラクター、愛される人柄

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