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「22分30秒1カット」演説シーンから『古畑』コンビ共演作まで 記憶に残る“総理大臣”役

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遠藤憲一

■ 遠藤憲一


 総理大臣役の変わり種といえば、遠藤憲一が総理大臣役を演じた2015年放送のドラマ『民王』(テレビ朝日系)だ。池井戸潤の同名小説のドラマ化である本作は、遠藤演じる総理大臣・武藤泰山と、泰山の息子で大人しい性格の大学生・翔(菅田将暉)の中身が入れ替わってしまうというファンタジー設定。中身が父親に入れ替わった翔を演じる菅田の怒り演技も見どころだが、対する中身が翔になってしまった遠藤演じる泰山総理も、その仕草がかわいらしくておもしろい。会見で“未曾有”を“みぞうゆう”と読んでしまう、という現実の政治家の漢字間違えを風刺した内容も。一方、中身が心優しい翔になっているからこそ、有権者と心通わせられる、という展開も用意されている。

■ 田村正和

 2021年に亡くなった田村正和さん。1990年代に大ヒットした刑事ドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)の第2シリーズが放送された翌年の1997年、脚本・三谷幸喜、演出・河野圭太という『古畑』でも組んだテッパントリオで挑んだのが、ドラマ『総理と呼ばないで』(同系)だ。本作は総理一家を中心にしたホームコメディで、田村さんは「史上最悪の内閣総理大臣」という役どころ。『古畑』シリーズの今泉慎太郎役でブレークした西村雅彦が、「首席秘書官」役でまたも田村さん演じる役の部下となったが、『古畑』とは対照的に、本作は西村が有能、田村さんが無能という役どころだったのが興味深い。

■ 中谷美紀


 「女性の内閣総理大臣」は現実にもまだ誕生していないが、フィクションにおいても「女性の総理大臣役」という役柄は、実はあまり多くはない。そんな中、近年では中谷美紀が、田中圭とのダブル主演映画『総理の夫』(2021)で、42歳という「史上最年少にして史上初の女性総理」凛子を演じている。本作は、鳥類学者だった夫が「史上初のファーストジェントルマン」に担ぎ上げられ、右も左も分からない政治の世界に巻き込まれるドタバタ劇。中谷演じる凛子が、国会にてパンツスーツで演説する姿は見事なほど絵になっており、もしこんな総理が誕生したら支持率うなぎのぼり間違いなし、という雰囲気を漂わせている。

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