春ドラマはどれを見る？ 期待の3作品を紹介
ドラマ
今年もすでに大河ドラマ『どうする家康』、1月期月9ドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』（フジテレビ系）に出演し、勢いの止まらぬ人気俳優・山田裕貴が（4月期は『特捜9 season6』も）、GP（ゴールデン・プライム）帯ドラマ初主演を務める『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』は、『恋はつづくよどこまでも』『着飾る恋には理由があって』（ともにTBS系）の金子ありさ脚本による完全オリジナル作品。
都心へと向かう電車の一両が、未来の荒廃した世界にワープしたことから始まるサバイバルストーリー。公式ではヒューマンエンターテインメントと銘打たれているが、極限下における人間ドラマを絡めたSFモノといえるだろう。山田がカリスマ美容師の萱島直哉を演じ、熱血漢の若き消防士の白浜優斗に赤楚衛二、体育教師の畑野紗枝に上白石萌歌がそれぞれ扮する。各々のキャラクターとともに、その職業が生き残りに影響してくるのは間違いない。
いわば電車は、見知らぬ他人が時間と距離を共にする不思議な空間。そんな密室ごとワープし、日常をペンディングされた乗客たちがどんなドラマを繰り広げるのか、極限下でどんな人間模様が炙り出されていくのか、興味深い。本作の企画書を読んで書き下ろされたというOfficial髭男dismが手掛ける主題歌「TATTOO」とのマッチングぶりも気になるところ。
この春はキラキラとは少し毛色の違うドラマへと、刺激のアンテナを向けるのも一興だ。（文・望月ふみ）
『だが、情熱はある』は日本テレビ系にて4月9 日より毎週日曜22時30分、『風間公親－教場０－』はフジテレビ系にて4月10日より毎週月曜21時、『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』はTBS系にて4月21日より毎週金曜22時放送。
