『ROOKIES』スタートから15周年 豪華すぎる“ニコガク”野球部メンバーの現在
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佐藤隆太の主演ドラマ『ROOKIES』(TBS系)が放送スタートして、今月で15周年になる。漫画『ろくでなしBLUES』などで知られる森田まさのり原作の本作は、二子玉川学園高校(通称ニコガク)へ赴任してきた新人教師・川藤幸一が、伝統があったものの不祥事で活動停止に追い込まれた同校野球部を立て直す姿を描いた。ヒットしたドラマに続いて翌年2009年に公開された劇場版『ROOKIES -卒業-』はその年のナンバー1を叩き出し、実写邦画歴代興行収入ランキングでも第8位に食い込んだ。ニコガク野球部を演じたメンバーの中には、その後も大活躍を続ける逸材が多い。今回は、佐藤演じる川藤に導かれ、甲子園の舞台を目指したキャストたちの現在をまとめた。
【写真】『ROOKIES』スタートから15周年! 豪華すぎる“ニコガク”メンバーの現在
■ 市原隼人
ニコガクのエースで、チームの中心人物・安仁屋恵壹(あにや・けいいち)を演じたのは、市原隼人だった。安仁屋は中学時代から野球選手として有望視され、甲子園出場の夢を持ってニコガク野球部に入部したが、暴力事件による半年間の活動停止により、安仁屋自身も野球への情熱を失っている、という役どころ。市原は子役時代に岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』で主演したほか、ドラマ『WATER BOYS2』で連続ドラマ初主演を果たすなど、当時すでに売れっ子で、原作でもチームの核となる安仁屋を好演した。その後も多数のドラマ・映画に出演しており、近年ではドラマ『おいしい給食』(テレビ神奈川ほか)シリーズがヒット。劇場版が公開されたほか、今秋にはシーズン3の放送が予定されている。
■ 佐藤健
ドラマ『ROOKIES』出演後、一番の飛躍を遂げたのは何と言っても佐藤健ではないだろうか。前年、多くの若手イケメン俳優を輩出した平成仮面ライダーシリーズ第8作『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)で主演を飾った佐藤は、本作ではドレッドヘアと大きなヘアバンドがトレードマークの岡田優也を演じた。その後の佐藤の活躍はめざましく、2012年から続いた主演映画『るろうに剣心』シリーズで演じた主人公・緋村剣心役が当たり役に。その後もドラマ『恋はつづくよどこまでも』、『100万回 言えばよかった』(ともにTBS系)などヒットした出演作は数え切れない。2021年3月にはアミューズから独立し、同社が出資する新会社「Co-LaVo(コラボ)」に移籍した。
■ 桐谷健太
コワモテが集うニコガク・メンバーの中でも異色のお笑い担当で、チームの“三振王”平塚平を演じたのは桐谷健太だった。それまでもコメディに定評があった桐谷は、平塚役としても十二分にコメディリリーフの役割を果たし、本作で知名度をぐんと上げた。その後も活躍を続け、2017年には映画『火花』で、菅田将暉と売れない漫才コンビ役でダブル主演。また、2015年からはKDDIのCM「au三太郎シリーズ」の浦島太郎(浦ちゃん)役でも親しまれる。同年には、浦島太郎名義でシングル曲「海の声」を配信し、その年の各種年間ダウンロードランキングの1位を総なめにした。今週からは主演ドラマ『ケイジとケンジ〜所轄と地検の24時〜』(テレビ朝日系)の続編『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(同系/毎週木曜21時)がスタートしている。