大ヒットドラマ『ひとつ屋根の下』スタートから30周年 柏木家6きょうだいの現在
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■ いしだ壱成
柏木家の三男・和也を演じたのはいしだ壱成だった。和也は荒れた10代を過ごし、傷害事件で少年鑑別所に収容されていた、という役柄だ。石田純一の長男として知られるいしだは、当時中性的なルックスで人気だった「フェミ男」の代表格。同じ野島が脚本を担当した1995年のドラマ『未成年』(TBS系)、1998年のドラマ『聖者の行進』(同系)にともに主演し、ヒットした。しかし2001年に大麻取締法違反で逮捕され、有罪判決を受けて芸能活動を停止。その後復帰し、最近では主演映画『100日後に退職する47歳』で「俳優復帰」したことを報告していた。これまでに3度の離婚を経験している。
■ 大路恵美
次女の小梅を演じたのは大路恵美だった。里親の元でいじめられ塞ぎ込んでいた小梅は、達也らと再会して徐々に本来の明るさを取り戻していくが、誕生日にレイプ被害にあうという衝撃的な展開があり、終盤はきょうだいが前を向くためのキーマンとなる存在だった。大路はその後もドラマを中心に活動。特に「土曜ワイド劇場」など多くの2時間サスペンスドラマに出演している。2019年のドラマ『集団左遷!!』(TBS系)では、「次兄」の福山と再共演を果たした。
■ 山本耕史
四男・文也を演じたのは山本耕史だった。両親と死別後に事故にあい、車椅子生活を余儀なくされている文也を、当時10代だった山本が演じた。その後も山本はテレビ、映画、舞台にと活躍の場を広げ、2004年の大河ドラマ『新選組!』(NHK総合)では主人公・近藤勇の右腕という重要な役どころの土方歳三を好演。近藤役の香取慎吾とは、以降もたびたびテレビ番組で共演している。昨年は映画『シン・ウルトラマン』でニヒルな宇宙人・メフィラスを演じ、「私の好きな言葉です」の口ぐせとともに多くのファンに評価された。私生活では、女優だった堀北真希さん(2017年2月に芸能界引退)と2015年8月に結婚し、2人の子どもが誕生している。