チャン・グンソク誕生日 アラフォーになったグンちゃんの今――『美男ですね』人気から、双極性障害の告白・兵役経た現在地
その後も、韓国と日本を中心に俳優としてキャリアを重ね、歌手としてもおう盛に楽曲のリリースやコンサート、ファンミーティングなどの活動を展開。そんな中、人気も絶頂だった2018年に自身が双極性障害であることを公表。その直後、社会服務要員として軍以外の公的機関の仕事に従事するため芸能活動を休止するに至る。
2020年、兵役を終えたばかりのチャン・グンソク
2年間の兵役と除隊後の休養が明けた2021年3月。ファンのために制作した楽曲「Star」をデジタルシングルとしてリリース。さらに5月には約4年半ぶりとなるCDシングル「Emotion」を発売し、本格的にアーティスト活動を再開させる。「Emotion」は軽快なギターサウンドをフィーチャーしたミディアムテンポのポップ・ナンバー。MVにはグンソク本人が出演し、落ち着いた大人のたたずまいや無邪気な笑顔など、さまざまな表情を見せてファンを喜ばせた。
その翌年に来日し、4年4ヵ月ぶりとなるファンミーティング「2022 チャン・グンソク FAN MEETING “We will meet Again”」を都内で開催。イベントでは日本のファンの前で「Star」を熱唱したほか、自筆の手紙を朗読し集まったファンの涙を誘った。
2022年、4年半ぶりに日本でのファンミーティングを行ったチャン・グンソク 日本を満喫する様子
そして同年には、日本のバラエティ番組に出演。『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系/毎週金曜21時58分)では、共演した松本人志や麒麟・川島明、千鳥・大悟、ウエンツ瑛士らに「日本でおすすめのデートスポットはどこですか?」と質問。さらに「実は13、4年前に、日本の女の子と付き合ったことがありまして…」と打ち明け、当時のデートでのほろ苦い思い出を赤裸々に語っていた。
■今年は俳優活動も再開! ヒゲ姿で新境地開拓
そして2023年、ファン待望の俳優復帰作となる主演ドラマ『餌<ミッキ>』が韓国で4月にスタート。日本でも6月にオンエアされると、ダークな物語と無精ヒゲを生やしたグンソクのワイルドな風ぼうも相まって、日本のSNSにも「新境地開拓だね」「演技に痺れました〜」「ぜひ続編を」などの声が寄せられた。
2023年、5年ぶりの主演ドラマ『餌<ミッキ>』でヒゲ姿を披露したチャン・グンソク
ドラマ『餌<ミッキ>』は、韓国史上最大の詐欺事件と謎めいた連続殺人事件が交錯するクライム・サスペンス。グンソクが演じるのは企業訴訟専門の弁護士という異色の経歴を持つ刑事・ドハン。本作でグンソクは、トレードマークとも言える笑顔を封印し、抑制された芝居で影のある刑事を熱演。劇中ではバイクに乗ってハードなアクションも披露し、スリルに満ちたドラマの世界観に貢献している。
30代の半ばに突入し俳優、歌手として表現の円熟期に入りつつチャン・グンソク。彼が次はどんな作品でファンを驚かせてくれるのか、その活動から目が離せない。(文:スズキヒロシ)
引用:「チャン・グンソク」インスタグラム(@_asia_prince_jks)