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『VIVANT』謎にあふれる“乃木憂助” 3話までの気になる5つのポイント

ドラマ

★唯一の特技のクセがすごい


信頼で結ばれたジャミーンと乃木だったが… (C)TBS
 トラブルが重なり砂漠をさまようこととなった乃木は、気を失っていたところを現地住民の少女・ジャミーン(ナンディン-エルデネ・ホンゴルズラ)とその父親・アディエル(ツァスチヘル・ハタンゾリグ)に助けられる。

 パンを焼いて乃木をもてなそうとするジャミーンだったが、計量器が壊れているのか材料の重さがうまく量れない。すると乃木は計量器の上に乗っていた材料を手の上に乗せて目をつむってみせる。「ちょっと多いかも」とつぶやきながら材料を少しずつ減らしていくと、手応えを掴んだのか「これで500g」と自信をのぞかせる。

 驚いたアディエルが「手で量れるのか?」と聞くと、乃木は「唯一の特技です」と笑顔で答え「1kgまでならほぼ10gの誤差」と胸を張ると、無事にパンも焼けてジャミーンは大喜びする。

 “唯一”にしてあまりにもピンポイントすぎる乃木の特技。今後の展開次第では、再びこの特技が炸裂してピンチを切り抜けるというシチュエーションも訪れるかもしれない。

★「いろいろあって…」両親を幼い頃に亡くす

時折、険しい表情を見せる乃木 過去に一体何が (C)TBS
 バルカ共和国で爆破に巻き込まれた乃木は、自分のことを追っていたという公安刑事・野崎(阿部寛)と行動を共にする。日本大使館へと向かう道すがら、野崎から「両親は?」と聞かれた乃木は「いません。小さい頃に亡くなってしまって」と答える。「事故かなんかか?」と追及する野崎に、乃木は「まぁ色々あって…」と言葉をにごす。

 乃木と両親の関係、そして彼自身の過去を知る手がかりになりそうなのが、劇中で何度も描かれている乃木のフラッシュバック現象だ。乃木の記憶と思われる映像には、林遣都扮する男性と高梨臨演じる女性、そしてぬいぐるみを抱いた男の子が登場。第1話では、荒野でヘリに助けを求めるものの、ヘリが3人の頭上を飛び去ってしまう光景が映し出された。また第2話では3人が賊のような集団に車で追われる様子に加えて、捕らえられた男の子が、牢屋のような場所に入れられる姿も描かれている。

 眠っていた乃木がフラッシュバック現象を体験しながら「お父さん…お母さん…」とうなされるシーンもあるため、彼が幼少期に耐えがたいトラウマを負っていることが想像できる。

★お参りが日課 信心深い一面も

乃木の信心深さには理由が? (C)TBS
 第3話でついに日本へ戻ってきた乃木。しかし帰国早々、誤送金事件の犯人だと疑われ休む間もなく会社へ連行される。たっぷり事情聴取された乃木は、調査担当者を連れて帰宅しようとするが、家にたどり着く前に神田明神へ。お参りをしてから自宅へ向かう。

 誤送金事件を調査する業務監査部の河合(渡辺邦斗)が「最後は神頼みですか?」と嫌味を言うと、乃木は「毎日欠かさず行う習慣なので…」と答えつつ参道の脇にある小さな祠に目を移す。

 また第1話でイスラム教の施設に立ち寄った乃木は、礼拝堂に入ると慣れた様子で「アッラーフ・アクバル」と唱えて祈りを捧げる。周囲の人が不思議がっていると、乃木は「イスラム教ではこうすると学びました」と答えるのだった。

 神社へのお参りが日課で、イスラム教の礼拝方法にも精通している乃木。ただ信心深いのか、実は他に理由があるのか気になるところだ。


 エピソードを重ねるごとに思わず考察したくなる謎を与えてくれる本作。大きな謎の1つでもある主人公・乃木が今後どんな素顔を見せてくれるのか、ドラマの展開から目が離せない。(文:スズキヒロシ)

 日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。

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