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目黒蓮からあふれる「幸せ」がかわいすぎる! 『わたしの幸せな結婚』“清霞にキュン”必至なポイント3選

映画

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■キュンその2:愛しているからこその別れ…

 物語が進むにつれ、美世の血筋が徐々に明らかになっていく。美世の死んだ母親の家系はとても珍しい異能を持つ家で、美世にもその力が秘められているというのだ。このままでは美世は自分の力によって身を滅ぼされてしまう、母の家系に戻れば生きることができるという状況に立たされる。つまり、清霞と離れなければ美世は死ぬこととなるのだ。

(C)2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会
 この事実を知ると、清霞は一瞬苦悶のような表情を見せるも、迷うことなく美世を突き放す。すがろうとする美世に向かって「私の言うことは絶対だ」と言いつけ、あっさりと美世を置いていくのだ。

 このシーン、噂の冷酷無慈悲が出たのかとも思わせるが、迷いも見せず一瞬で美世が生きる道を選んだ清霞にはむしろ大きすぎる愛を感じる。ここへ至るまでに、一緒に街で買い物やお茶を楽しんだり、お互いの親について打ち明けたり、かなり2人の距離は縮まっている。そして清霞は「求婚」を意味する櫛を美世に贈り、もうあとは婚礼の予定を立てるのみというタイミングだったのだが、2人は愛しあうがゆえに運命に引き裂かれることとなった。

■キュンその3:別れたけど「好き」がにじみ出ちゃってるアイテム

 愛し合いながらも別れることになった2人。清霞との生活で少し明るくなってきていた美世だったが、また1人になり再び心を閉ざしてしまう。亡くなった母以外で初めて愛することができる存在だった清霞を失った美世の痛みは想像に難くない。

 一方で、美世を突き放した清霞は帝都で起こる事件の対応に追われる。実際この時、国を揺るがすような大事件が帝都では起こっており、その事件解決に尽力すべき対異特殊部隊の隊長はほかでもない、清霞である。正直恋愛にうつつを抜かしている場合ではないのだ。

 もう失うものは無いとばかりに敵と戦う清霞。しかし、その長髪を結っている組み紐は何を隠そう、美世が編んでプレゼントしたもの。別れてから清霞が美世のことを口にするシーンこそないが、「いやまだ全然好きじゃん!!!」と思わずキュンとせずにはいられなかった。

(C)2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会
 その後、美世の異能の力もあり、帝都への危機はいったん去り、2人は再び共に暮らすことに。そうなると清霞には、改めてやらなければならないことがあった。それは、プロポーズだ。家族のゴタゴタやら辛い別れやら命の危機やらを乗り越えるなかで、清霞が美世に贈った櫛は壊れてしまう。しかし清霞の心は変わらない。少し照れながらも(ここもまた“かわいい”ポイントだ)改めて美世に結婚を申し込むと、美世は「後悔なさいませんか?」と問う。それに対し清霞は食い気味で「するわけないだろう」と返すのだが、このスピード感がたまらない。もう絶対に離すものかという強い意志が出すぎている。テンポが良過ぎてすでに夫婦漫才感すら出ているこのシーン、この2人が確実にいい夫婦になることが確定していた。

■『わたしの幸せな結婚』の「わたし」=美世のことでも清霞のことでもある

 原作未読の筆者は、このタイトルを見たとき「虐げられてたヒロインがイケメンに出会って愛される系のシンデレラストーリーね」と正直思ったのだが、実は本作はそんなに単純ではなかった。美世も清霞も一人称は「わたし」。つまり、「幸せな結婚」を果たしたのは美世であり、そして清霞でもあるのだ。

 ヒロインの幸せに着目したラブストーリーは多々あれど、こんなにも男性側の幸せな感情をしっかりと描いているものはなかなかないのではないか。そして、そんな「幸せ」がセリフだけでなく、微妙な表情の変化や小道具にまでちりばめられている本作。ぜひ、隅々まで着目して「幸せ」を感じてみてほしい。きっとこの先もさまざまな困難が降りかかりそうではあるが、2人の「幸せな結婚生活」が一生続くことを願わずにはいられない。(文:小島萌寧)

 映画『わたしの幸せな結婚』はデジタル配信中。

2ページ(全2ページ中)
映画『わたしの幸せな結婚』予告

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