卒業、世代交代、新グループ誕生…女性アイドルたちの2023年を振り返る
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平成から令和にかけてのアイドル史を築いてきたグループに、大きな変化が訪れた2023年。かつて、“アイドル戦国時代”と称された時代から一翼を担ってきたBiSHが、6月の東京ドーム公演をもって解散したのは、強くインパクトを与えた。
しかし、グループアイドル界では、新たな可能性を秘めたグループの躍進も目立った。結成わずか2年目で「日本レコード大賞」の新人賞を獲得したFRUITS ZIPPERは、自身の1stシングル「わたしの一番かわいいところ」などのTikTok動画を契機に一躍スターダムへ。アイドル歴10年に及ぶ櫻井優衣をはじめ、個性豊かな7人によるパフォーマンスに一層の注目が集まる。
6月には“乃木坂46の公式ライバル”である、僕が見たかった青空の結成も話題に。“国民プロデューサー”と称されるファンなどの投票でグループデビューするメンバーを選出、その過程を追うドキュメンタリー番組にも熱視線が送られた「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」発の11人組ガールズグループであるME:Iの誕生など、新たな動きには期待も募る。
2023年を振り返ると、新型コロナウイルスが5類に移行した5月を境に、グループアイドルのステージが従来の活気を取り戻してきたのも大きなトピックとなった。ライブの勢いがさらに加速すると見込まれる2024年、各グループのメンバーはより力強いパフォーマンスで、ファンを魅了してくれるはずだ。(文:カネコシュウヘイ)