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「冬ドラマ」“期待度ランキング”上位3作品、第1話は実際どうだった? 徹底レビュー

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■期待度第1位 『おっさんずラブ‐リターンズ‐』 ラブだけではない続編は、何度も繰り返し見るべし!


『おっさんずラブ‐リターンズ‐』で共演している(左から)林遣都、田中圭
 春田創一(田中圭)がドSなイケメン後輩だった牧凌太(林遣都)と晴れて結婚。ラブラブ新婚生活が始まるかと思いきや、些細なことで2人はすれ違っていく。おまけに春田に思いをよせていた武蔵(吉田鋼太郎)が家政婦として派遣され…。

 期待度ランキング堂々の1位は『おっさんずラブ‐リターンズ‐』(テレビ朝日系)だ。笑いあり、時にホロリとくる愛の物語を描く大人気作『おっさんずラブ』待望の続編だ。 

 続編ということで、各キャラクターをどのように描くのか、そしてどのような関係性を作るのかが注目されていたように感じる本作。馴染みの面々が次々と画面に登場する中で、どのキャラクターもこれまでに築きあげてきた個性がさらに強く打ち出され、懐かしさと喜びに胸が熱くなる。特に武蔵は天空不動産の部長から一転、家政婦として春田と牧の元に舞い戻ってきたが、1話の時点ではまだ春田への思いが立ち切れていない様子。また春田と牧の暮らしがラブラブなだけではなく、どの家庭にも「あるある」な家事の分担での一悶着や価値観の違いを抱えることに深く共感させられた。日々の暮らしと地続きの問題と向き合いつつ、突然予想もしない出来事が舞い込んでくる展開も本作の魅力だろう。なぜか新キャラクターの和泉(井浦新)が血だらけで倒れているという、ドッキリのようなハプニングも。

 そこでしっかりと注目したいのが、1話の“導入”としての側面だ。春田と牧の新婚生活、そしてそこに現れる家政婦の中でも最高ランク“ユニコーン家政婦”にまで上り詰めた武蔵の存在はもちろん、他のキャラクターたちがどんな生活をしているのかという些細な部分も見逃せない。今後は、和泉や菊之助(三浦翔平)がストーリーを紡ぐ上でのキーとなりそうなことから、春田や牧、武蔵の存在だけでなくすべての登場人物について、ドラマを何度も見返して隅々まで把握しておくことが2話以降を楽しむ上での重要なポイントになってくるだろう。

 個性的なキャラクターの活躍が見どころの冬ドラマ。やはりランキング上位の作品はどれも「らしさ」が垣間見えるものばかりだ。今期は早くも2〜3話で驚くような展開が見られる作品が多く、序盤から飽きさせない。今後は、さらに大きく盛り上がることが期待できるだろう。(文:Nana Numoto)

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