話題の日曜劇場『御上先生』気になる生徒役をチェック! “朝ドラ”ヒロインに人気俳優の長男も

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松坂桃李が主演する日曜劇場『御上先生』(TBS系)。先週放送の第1話ではいきなり刺殺事件が発生するなど、学園ドラマらしからぬ不穏なスタートを切って話題を呼んでいる本作だが、注目の第2話放送に先立ち、今回は隣徳学院・生徒役キャストを紹介したい。
【写真】『御上先生』ブレイク必至の若手キャストたち
本作は、松坂と映画『新聞記者』でタッグを組んだ詩森ろばが脚本を手掛ける完全オリジナルの学園ドラマ。「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上孝が、関東屈指の進学校「隣徳学院」への出向を命じられ、制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる“官僚教師”として、令和の18歳と共に日本教育に蔓延する腐った権力へ立ち向かう。第1話では、突然担任として赴任してきた御上が、生徒たちをエリートではなく「単なる上級国民予備軍」だと言い放ち、早速挑発するなど衝撃的な展開が描かれた。
奥平大兼
まず紹介したいのは、神崎拓斗を演じる奥平大兼だ。神崎はクラスのカリスマ的存在で、報道部の部長を務める。教師の不倫を校内新聞で暴いてみせて退職に追い込んだ過去があり、教師の間でも“要注意人物”として恐れられている。担任・御上(松坂)に対しても、転任早々に“スキャンダル”を暴いてみせ、早くも対決姿勢を示す。父親と同じジャーナリストを夢見ているが、反面、父親が所属する“記者クラブ”制度を徹底批判している。今後、ストーリーの核心には間違いなく関わってきそうな存在だ。
奥平は2003年9月20日生まれの21歳。2018年、演技未経験から挑んだオーディションで抜てきされた映画『MOTHER マザー』で、長澤まさみ演じる破天荒な母親に振り回され続ける長男を演じて注目された。2023年には映画『君は放課後インソムニア』で映画初主演を飾り、昨年は黒沢清監督作『Cloud クラウド』でストーリーの核心部分に触れる登場人物を演じている。すでに世代トップの注目俳優と言える。
蒔田彩珠
続いて紹介したいのは、富永蒼を演じる蒔田彩珠だ。蒼は拓斗の幼なじみという間がらだが、転任してきて御上と拓斗が対立する様子も、どこかフラットな目線で観察しているふしがある。第1話では、格闘ゲーム『ストリートファイター2』の筐体で遊んでいるシーンが描かれた。『スト6』が流行っている令和の時代に『スト2』、それも激シブなザンギエフ使いというキャラクター設定に、中年視聴者が色めきたった。
そんな蒼演じる蒔田は、2002年8月7日生まれの22歳。子役の頃から活動しており、映画『海よりもまだ深く』、『三度目の殺人』、『万引き家族』と是枝裕和監督作品の常連だ。永作博美と共演した映画『朝が来る』では、10代で身ごもってしまう少女を好演して多くの賞を受賞している。
高石あかり
千木良遥を演じるのは高石あかり(「高」は正式には「はしごだか」)。第1話では、父親が政治家であることが明かされたが、遥本人はおどおどして自信がなさそうなキャラクターだ。
2002年12月19日生まれの22歳。高石と言えば、映画初主演となった阪元裕吾監督作『ベイビーわるきゅーれ』で、女子高生殺し屋コンビの1人を演じて注目された。作品もヒットしてシリーズ化され、昨年は連ドラ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(テレビ東京系)が放送された。そしてなんといっても2025年後期連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合ほか)の主人公に抜てきされ、今年注目の女優と言って過言ではない。