日向坂46、デビュー6周年 メンバーの卒業&加入、選抜制導入…“激動の1年”を振り返る
相次ぐメンバーの卒業に寂しさを感じる一方では、この1年で台頭した四期生の躍進が、グループに新たな光をもたらした。
2024年5月、選抜制導入後に初めてリリースした11thシングル「君はハニーデュー」では、正源司陽子が四期生初の表題曲センターに。8月に開催した四期生のみによる単独公演「四期生ライブ」を経て、9月にリリースした12thシングル「絶対的第六感」では、正源司と自身初の表題曲センターを託された同期の藤嶌果歩が“Wセンター”を務め、ステージ初披露となった同月の「ひなたフェス2024」で満面の笑みを浮かべた。
5月に放送開始して、2025年2月に放送終了した四期生出演の音楽バラエティ番組『日向坂ミュージックパレード』(日本テレビ)も、四期生への期待を象徴するものに。10月と2025年2月に開催した番組発の公演「日向坂ミュージックパレードLIVE」は成功を収め、10月に公開された四期生出演の映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』では、演技に初挑戦した11人が、テレビ番組やステージとは異なる一面を見せた。
そして、後輩の活躍を見守る二期生や三期生のメンバーもそれぞれ、グループとは異なる活躍をみせる。
二期生・松田好花はレギュラーラジオ番組『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)』(ニッポン放送)でトークスキルを発揮し、同期の小坂菜緒は2025年3月から新たにファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデルに抜てき。三期生・山口陽世は、2025年4月スタートの連続ドラマ『社畜人ヤブー』(BS松竹東急)でドラマ単独初出演を果たすなど、それぞれの個性を活かしてソロでのポジションを確立しつつある。
さらに、希望が生まれたのは五期生の新加入だ。8〜9月にかけて募集した新メンバーオーディションを経て、2025年3月にはオーディションの合格者を発表。フレッシュな10人の初ステージにも期待がかかる。
残る一期生の卒業後、日向坂46は二期生が5人、三期生が4人、四期生が11人で、五期生を合わせた30人体制となる。
かつて、先輩にあたる乃木坂46や欅坂46に憧れてアイドルとなったメンバーを中心に構成されたグループで、今あるグループ自体に憧れて加入したメンバーが生まれたのも大きな変化に。変わりゆくもの、変わらないものを抱えながら、グループは歴史を刻み続ける。(文:カネコシュウヘイ)
※高橋未来虹の高は正式には「はしごだか」