『金八先生』武田鉄矢が選んだ“天才生徒”役たちの現在

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武田鉄矢が国語教師の主人公・坂本金八役を演じ、1979年から2011年までシリーズ8作が作られた伝説の学園ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)。先月放送された『人生を変えた!天才番付SHOW』(同系)にて、武田が、連ドラとして放送されたシリーズ8作から、武田自身がそれぞれ天才生徒役を一人づつチョイスし、ランキング形式で発表した。今回はそんな武田に選ばれた天才生徒役たちの現在までの足跡をまとめた。
【写真】武田鉄矢が選んだ『金八先生』“天才生徒”役たちの現在<7にkん
■第1シリーズ(1979年度) 杉田かおる
第1シリーズから武田がチョイスしたのは、14歳で妊娠する浅井雪乃を演じた杉田かおるだった。武田は杉田について「芝居は群を抜いていた」「台詞の正確さ、演技の変化とかは大人の俳優に十分太刀打ちできる能力を持っていた」と絶賛し、「忘れがたい生徒」と思い返した。武田によるランキングでは、堂々の第1位に輝いた。
7歳のときにデビューし、当時すでに“天才子役”として名を馳(は)せていた杉田。本作への出演を経て演技派女優への脱皮を果たし、以降はバラエティタレントとしても活躍。2020年には自身のYouTubeチャンネルを開設し、活動の幅を広げている。
■第2シリーズ(1980年度) 直江喜一
自身の冠番組を告知する直江喜一(右) ※「直江喜一」インスタグラム
第2シリーズからは、隣の中学から転校してきた不良生徒・加藤優役の直江喜一が選ばれた。直江について武田は「この作品で一躍日本中にその名を馳せた」と振り返り、「全部体から芝居を絞り出す、演技者でしたよね」と評した。加藤が警察署に連行されるところを母親が追いかけるシーンは、シリーズ屈指の名場面として今も語りつがれている。ランキングでは第2位に入っている。
そんな直江はその後、1992年に一度は芸能界を引退し、建設業に従事していたが、2008年に『あの人は今!?』(日本テレビ系)に出演したのをきっかけに芸能活動を再開。現在は会社員のかたわらFM丹波の番組『直江喜一・今井宏美のハッピーミニッツ』のMCを担当しているほか、ドラマ『おいしい給食』(テレビ神奈川ほか)シリーズに出演している。
■第4シリーズ(1995年度) 小池直樹
小池直樹さん(左)、“恩師”武田鉄矢と2ショット ※「 小池直樹」インスタグラム
適応障害を持った生徒・桜木伸也を演じた小池直樹さんは、『金八』に出演する以前は演技経験ゼロ。武田は「こないだまで素人だったのに、名演技やるんですよ。いじめられてそれでもニコニコ笑うのは芝居としては難しいが、演技が鮮やかに伝わってくる子でした」と振り返った。ランキングでは第4位にランクイン。
そんな小池さんは24歳で芸能界を引退し、カフェ経営の道に進んだ。現在は渋谷にあるNYブルックリンスタイルのカフェレストラン「HOFF」の代表を務めている。なお、“恩師”の武田とは今も交流があり、インスタグラムには武田が来店してくれたときに肩を組んで撮影した2ショットを公開している。