『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズを追い詰めた歴代悪役を振り返り! 現在のイケオジ姿も
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■4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)カート・ヘンドリクス役/ミカエル・ニクヴィスト
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011) 写真提供:AFLO
IMF諜報員が暗殺され、重要ファイルを奪われてしまう。事態収束のためクレムリンに派遣されたイーサンだったが、爆破テロに巻き込まれたうえ、容疑者として追われる身に…。この陰謀の影にいるのが、核戦争を企てる天才カート・ヘンドリクス。演じたミカエル・ニクヴィストは、スウェーデン出身で、本作のほか、「ミレニアム」シリーズや『ジョン・ウィック』(2014)、『ハンターキラー 潜航せよ』、『潜水艦クルスクの生存者たち』(ともに2018)などに出演。残念ながら、2017年に56歳で肺がんのため逝去。テレンス・マリック監督の『名もなき生涯』(2019)が遺作となった。
■4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)サビーヌ・モロー役/レア・セドゥ
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(2011) 写真提供:AFLO
本作のもう1人の悪役、美しくも非情なサビーヌを演じたのは、「007」シリーズのボンドウーマンでも知られる仏出身のレア・セドゥ。『マリー・アントワネットに別れをつげて』(2012)で第38回セザール賞の主演女優賞にノミネートされ、『アデル、ブルーは熱い色』(2013)で出演女優として史上初のカンヌ国際映画祭パルムドールを獲得した。レアはタランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』(2009)でハリウッドに進出以降、ヨーロッパとアメリカを股にかけて活躍。昨年公開の『デューン 砂の惑星 PART2』(2024)でも存在感を見せた。
■5作目『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』(2015)&6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)ソロモン・レーン役/ショーン・ハリス
『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』(2015) 写真提供:AFLO
この後4作品に渡ってメガホンを取るクリストファー・マッカリー監督のシリーズデビュー作で、IMF解体の窮地に立たされたイーサンらが追うのは、各国の元諜報員で構成された悪の組織シンジケート。そのボスで、壮大な苦痛が平和をもたらすという歪みきった信念を持つソロモン・レーンを演じたのは、イギリス出身で、舞台でも活躍するショーン・ハリス。『ベルファスト71』(2014)や『マクベス』(2015)、『スペンサー ダイアナの決意』(2021)などに出演する性格俳優で、最新作『ファイナル・レコニング』でその不気味な存在感をチラつかせた。