有名人「借金返済」壮絶エピソード わずか10年で7億円返済した俳優も
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■ 阿部寛
先日まで主演した日曜劇場『キャスター』(TBS系)が放送されるなど、今や日本を代表する俳優に登りつめた阿部寛も、実は過去に巨額の借金を背負い完済している。
80年代にファッション誌「メンズノンノ」(集英社)のモデルとして活躍した阿部は、1987年に俳優デビュー。しかしその矢先、バブル崩壊で不動産投資に失敗し、億単位の借金を背負ってしまう。仕事も減った時期でピンチだったが、「まだ、チャンスはある」と切り替えた阿部は、その後は仕事を選ばずにがむしゃらに働き、約20年かけて完済したという。
■ 坂上忍
舟山久美子のように、家族の作った借金を返済しなければならなくなった人もいる。俳優で、近年では『バイキング』(フジテレビ系)の司会者として、8年にわたり同局のお昼の顔を務めてきた坂上忍。かつてテレビ番組で、父親が事業で作った借金を自ら返済したエピソードを披露している。父親は、坂上が15歳の頃に借金1億円を残して失踪。その後に両親は離婚したが、坂上は父親の借金を働いて自ら返済したという。そうした遺恨もあり、坂上は以後父親と再会しなかったそうで、亡くなった際にも葬式に出なかったと明かしている。
■ 梅沢富美男
10億円の借金を完済したエピソードを語ったのは、俳優・梅沢富美男。『これ余談なんですけど…』(ABCテレビ)の「逆境を乗り越えた芸能界の不死鳥が集結」回に登場した梅沢は、60歳のときに実兄が10億円の負債を抱えてしまい、弁護士から兄に自己破産させることを打診されたが、「それはできない。俺が役者になれたのは梅沢武生(兄)がいたから。俺が全部借金を背負うから」と断ったという。
兄の不動産なども抵当に入っていたものの、それでも負債は7億円ほど残っており、「(返済に)10年かかった」と話すと、共演者からは「10年で返したんですか!?」「たった10年!?」と驚きの声があがった。梅沢は「ありがたいことに、その時に梅沢富美男ブームがあって」「公演も多かったしね、あとCMも」と、運にも恵まれていたことを感謝していた。
■ さだまさし
ヒット曲「関白宣言」などで知られるシンガーソングライター・さだまさしは、28歳の時にドキュメンタリー映画『長江』の監督に挑戦した。作品は5億円以上の興収を稼ぎ出したが、制作費がかかりすぎたため、さだが総額35億円の借金を1人で抱えてしまうことに。自己破産を勧められるも返済を決意したさだは、年間100回を超えるペースでコンサートを開催。多いときには1年で日本を2周したこともあったという。映画公開から約30年経った2010年、借金を完済したと明かしている。