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『鬼滅の刃』“クズ鬼”大集結! 耳を疑う悪鬼迷言集 人知及ばぬサイコパスから小物すぎて引いちゃう鬼まで

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■理不尽が形を成した悪鬼の元凶

 次は悪鬼の長・鬼舞辻無惨(※「辻」の正式表記は一点しんにょう)。人間の頃から何かと怒りっぽく、物事がうまくいかない時はその矛先を誰かに向ける傾向があった。そんな癇癪持ちが恐ろしく強い鬼になってしまったのだからタチが悪い。大切なのは自分のみ、それ以外の生き物の価値は自分の役に立つかどうかで判断する。無価値なら殺す、もちろん邪魔な存在も殺す、そうでなくとも気分を害したら殺す…と、理不尽が形を成したような生命体だ。

 その対象は人間も鬼も分け隔てなく、下弦の鬼を招集して解体を決定した際は“自分の言うことを否定した”“自分に指図した”などと正解のない問答を強要しながらキレちらかし、次々と鬼たちを殺していった。その際「私は何も間違えない」「私が“正しい”と言ったことが“正しい”のだ」など自身が絶対者だと自認するようなセリフもあったが、こうなると人間よりも接する機会が多い鬼たちのほうが可哀想になってくる。

 その被害者然とした意識は産屋敷耀哉との問答でも見て取れる。まず耀哉のことを「身の程も弁えず千年にも渡り私の邪魔ばかりしてきた一族の長」と表現。耀哉が無惨と同族だと伝え、一族から鬼が出てしまったから産屋敷は代々短命の呪いを受けた…と話すと「迷言もここに極まれりだな 反吐が出る」と吐き捨て、因果を否定する根拠として「私には何の天罰も下っていない」「何百何千という人間を殺しても私は許されている」と述べている。無惨からすると人間を殺して喰うのは山菜でも摘んで食べる程度の些末なことで、耀哉や鬼殺隊員は“言いがかりをつけて自分の命を狙う身の程知らずの狂人集団”に見えているのかもしれない。

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■個性豊かな上弦のクズ鬼たち

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