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「難しいけど、引き込まれる」「深読みが止まらない」 『シナントロープ』クライマックスに向けた見逃し厳禁ポイント4選

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■物語は二重構造だった! 部屋を監視するトンビとキツツキの正体

 シナントロープ従業員やバーミン関係者と同じく、第1話から登場しているのが折田の部屋を監視し続けているコードネーム、トンビ(山本浩司)とキツツキ(栗原颯人)のコンビ。実は本作の副音声や解説版では、この2人のシーンのみ16年前の出来事であることが明示されていて、このドラマは現在と16年前の2つの時間軸で構成されていたのだ。その上で、トンビは折田の情報に詳しく、何やら因縁めいたものがあること、さらにキツツキは借金を抱えていて、Oiパンクのグループで活動していることも判明。第7話では、キツツキがトンビに「いいバンド名ないスか?」と問いかける姿も描かれた。

(左から)トンビ(山本浩司)とキツツキ(栗原颯人) (C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会
 第9話の終盤では、トンビとキツツキがついに折田の部屋に乗り込むことに。襲撃の準備をしながら、トンビは自分の身に“もしも”のことがあった時は、家に行ってほしいとキツツキに依頼。さらに危険を避けるために家に子どもを閉じ込めていることや、自分の父親が警察に拘留されていることを明かしつつ免許証を差し出す。そこには住所と“水町善治”という氏名が書かれていた。

 また襲撃の直前、トンビはキツツキに子どものことを話し始める。トンビは赤ちゃん用のガラガラを使うと、子どもが笑顔になることに感心しつつ「中は何入ってんだ? 木の実か? “木の実と木の実”がぶつかる音で笑顔になるんだぜ…」とキツツキに語りかける様子も描かれた。

 その名前から、トンビが水町の父親であることは濃厚で、キツツキも前述したバンド、キノミトキノミの関係者である可能性が浮上している。

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■キーパーソンは“謎の泥棒老紳士”インカアジサシ

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