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「難しいけど、引き込まれる」「深読みが止まらない」 『シナントロープ』クライマックスに向けた見逃し厳禁ポイント4選

ドラマ

『シナントロープ』第1話より
『シナントロープ』第1話より(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

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水上恒司

山田杏奈

 回を重ねるごとに、SNS上で「難しいけど、引き込まれるー!!」「深読みが止まらない」「繰り返し見てしまう」といった反響が高まっているのが、現在放送中のドラマ『シナントロープ』(テレビ東京系/毎週月曜23時6分)だ。謎めいた物語には初回放送直後からネット上に伏線の指摘や考察が書き込まれ、その注目度は日ごとに高まっている。ここでは放送済みのエピソードをもとにストーリーを整理しつつ、クライマックスに向けて見逃し厳禁なポイントを紹介していこう!

【写真】シマセゲラは誰? 『シナントロープ』怪しい登場人物たち

■脅迫状の送り主“シマセゲラ”とは?

 ドラマプレミア23『シナントロープ』は、水上恒司が主演し、山田杏奈がヒロインを演じる青春群像ミステリー。街の小さなバーガーショップ「シナントロープ」を舞台に、複雑に絡み合う若者たちの人間模様とその裏で進行する“闇の代行業者”が関わる事件を描き出す。熱狂的なファンを生んだアニメ『オッドタクシー』の脚本で知られる此元和津也が原作・脚本としてオリジナルストーリーを書き下ろし、『時をかけるな、恋人たち』(関西テレビ)、『MISS KING/ミス・キング』(ABEMA)の山岸聖太が監督を務めている。

(左から)水町(山田杏奈)と都成(水上恒司) (C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会
 シナントロープの従業員・水町(山田杏奈)と、闇の代行業者をなりわいにする裏組織「バーミン」のトップ・折田(染谷将太)に、キツツキ科の鳥“シマセゲラ”を名乗る人物から「今度こそお前を殺しに行く」と書かれた脅迫状が届いたことから物語が動き出す本作。現在、第9話放送時点で明らかになっているのは、水町は5歳の頃、父親によって自宅に監禁されていたところを、右腕に傷を負ったシマセゲラによって救出されたということ。一方の折田は過去にシマセゲラによって殺されそうになったことも言及されている。折田は、部下の睦美(森田想)と龍二(遠藤雄弥)、久太郎(アフロ)を使って、今頃になって脅迫状を送ってきたシマセゲラを探し出そうとしている。

(左から)折田(染谷将太)と睦美(森田想) (C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会
 第4話では、シマセゲラの正体を暴くため、折田に届いた脅迫状と同じ内容のものを睦美が作り、水町に送っていたことも判明。睦美はシナントロープ従業員の中にシマセゲラがいると考えていて、従業員の環那(鳴海唯)に店の情報を密告させている。さらに第5話で、折田のもとにシマセゲラから2通目の脅迫状が届くと、睦美は手書きに見える文字の濁点の打ち方に着目。店の手書きメニューにも同じ特徴の文字があったことから、環那に手書きメニューの作成者も探らせている。第6話の中ではメニューの絵を描いたのは従業員で大学生の室田(望月歩)、文字を書いたのは従業員で大学生の都成(水上恒司)ということも判明した。

クルミ (C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会
 第7話では回想シーンの中で水町の過去が描かれるという展開に。映像の中で、監禁されていた5歳の水町を助けるシマセゲラは、オレンジ色の目出し帽をかぶっていた。本作の中でオレンジ色の目出し帽といえば、第1話の冒頭をはじめ、これまで劇中にたびたび登場しているミュージシャンのクルミ。彼はかつて武道館で公演した「キノミトキノミ」というバンドのボーカリスト。第7話では、バンドでドラムを担当していたシイという人物に電話する姿も描かれている。果たしてクルミは5歳の水町を救ったシマセゲラなのか?かつて救った水町に、今殺害予告を送り付けたシマセゲラの目的とは…?

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■物語は二重構造だった! 部屋を監視するトンビとキツツキの正体

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