「難しいけど、引き込まれる」「深読みが止まらない」 『シナントロープ』クライマックスに向けた見逃し厳禁ポイント4選
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回を重ねるごとに不穏なムードが増す中で、視聴者の癒しとなっているのが、折田の部下で沖縄出身の幼なじみ、龍二と久太郎の“琉球コンビ”だ。折田の部下としてシナントロープ周辺をかぎ回り、シマセゲラの捜索に奮闘している2人。忠実に任務をこなそうとする龍二と記憶力に難がある久太郎という、“水と油”にも思える2人だが、互いに「キュウちゃん」「リュウちゃん」と呼び合う仲良しコンビだ。
龍二(遠藤雄弥/右)、久太郎(アフロ/左) (C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会
SNSにも「回を追うごとにどんどん好きになってきてる」「琉球コンビ無事に沖縄に帰ってほしい」「琉球コンビだいすきすぎて笑」などの声が多数寄せられている。
毎話ほほえましい掛け合いを見せてくれる2人だが、ボスの折田へ向ける眼差しは対照的だ。龍二は若くして組織のトップを務める折田に心酔。一方、久太郎は折田に反感を抱いているよう。特に第7話の中では久太郎が直接、折田に不満をぶつけ銃口を突きつける姿も描かれた。
そんな琉球コンビを折田はどう見ているのか? 第9話では折田が睦美に「どっちがいい?」と切り出し「龍二と久太郎。どっちか殺そうと思って」と言いながらイチゴをパクり。無表情に口をモゴモゴさせながら「2人でずっと一緒に仕事してるとさ、やっぱどっちかが裏切るんだよ」と真意を説明する…。
視聴者をほっこりさせてきた琉球コンビは無事に故郷へ帰ることができるのか? 予測不能な久太郎の動きや折田の不穏な言葉もあり、見逃せない展開になってきている。
(文=スズキヒロシ)
※高梨みちるの「高」は正確には「はしごだか」

