<エンタメ界・2025年に亡くなった方々>世界的名優に人気レスラーも
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【7~9月】海外セレブの死去相次ぐ
ロバート・レッドフォードさん (C)AFLO
7月、映画『キル・ビル』、『レザボア・ドッグス』など、クエンティン・タランティーノ監督作品の常連で、男臭い存在感で人気を博した俳優・マイケル・マドセン(67)さんは3日に死去。
同日3日には、子役から活動し、映画『日本の黒い夏‐冤罪』やドラマ『未成年』などに出演、後年はトゲのある発言でバラエティ番組で活躍した遠野なぎこ(45)さんが、自宅で亡くなっていたことが発表された。同14日には、音楽雑誌「rockin’ on」を創刊した音楽評論家・渋谷陽一(74)さんが死去。
22日には、ロックバンド「ブラック・サバス」メンバーで、ソロとしても活躍したオジー・オズボーン(76)さんが、さらに24日には、プロレスラーで日本のリングでもアントニオ猪木さんらと戦ったハルク・ホーガン(71)さんと、海外のスターの訃報が相次いだ。
9月2日には女優の吉行和子(90)さん、同4日には舟木一夫・西郷輝彦さんと共に“御三家”として人気を博した橋幸夫(82)さんが死去した。16日には、世界的な名優の訃報が駆け巡った。映画『明日に向かって撃て!』『スティング』で知られる俳優・ロバート・レッドフォード(89)さんがこの世を去った。
【10~12月】『スタンド・バイ・ミー』監督、突然の死 息子が逮捕される
仲代達矢さん
10月11日、『ゴッドファーザー』、『アニー・ホール』、『恋愛適齢期』などに出演し、晩年まで作品に出続けたダイアン・キートン(79)さんが死去した。続く12日には、プロ雀士で「Mリーグ」にも参戦した前原雄大(68)さんが死去。体調不良で9月に所属リーグの勇退を発表したばかりだった。
11月8日には、日本映画界の重鎮の死去が伝えられた。『人間の條件』、『影武者』など昭和を代表する名画の数々に出演し、主宰する無名塾で役所広司を始めとする後進の育成にも務めた仲代達矢(92)さんだ。“第2の故郷”と親しんだ能登が被災した後は復興支援に尽力し、最期に立った舞台は石川県で上演した『肝っ玉おっ母と子供たち』だった。
同日には日本テレビアナウンサーで、プロレス実況、バラエティ番組、報道番組と幅広く活躍した菅谷大介(53)さんが、消化管出血により死去。2022年よりすい臓がんで闘病中だった。
12月8日、仲代さんも出演した映画『金融腐蝕列島 呪縛』や『クライマーズ・ハイ』などの社会派作品を手がけた映画監督の原田眞人(76)さんが死去した。
青春映画の金字塔『スタンド・バイ・ミー』や、ホラー映画の傑作『ミザリー』で知られる監督のロブ・ライナー(78)さんは12月14日、自宅で妻と亡くなっているのが見つかった。この事件で息子のニック・ライナーが殺人容疑で逮捕される、というショッキングな幕切れだった。
年末となる12月23日には、90年代に日本ゴルフ界を席巻し、ツアー歴代最多94勝を挙げたプロゴルファー、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司(78)さんの死去が伝えられた。2024年にS状結腸がんと診断され、療養中だった。

