ポルノ追加で大炎上、才能を信じ会社倒産──映画史の“天国と地獄”をさまよった底抜け名画たち
今から46年前の1980年に全世界を震撼させた世紀の問題作『カリギュラ』(1979)が、装いも新たに劇場に凱旋中だ。奇しくも『カリギュラ』が封切られた1980年前後は、ハリウッドに若手の天才監督たちが台頭。映画スタジオは彼らの才能を信頼して湯水のように大金を浪費。努力と才能で成功を掴む、“アメリカン・ドリーム”を裏返したような誇大妄想的超大作が次々に誕生した時代だ。理想の映画を目指し、映画が創出しうる「天国」と「地獄」を具現化したような作品群は、いずれも賛否両論真っ二つ。興行は期待値に届かず、当時は失敗作の烙印を押されたが、歳月を経た今は圧倒的な独創性に満ちた名作として愛されている。20世紀映画史の「事件」として記憶に刻まれた、“天国と地獄”の底抜け名作を再探訪しよう。
(C)1979, 2023 PENTHOUSE FILMS INTERNATIONAL

