【月刊ローチケ】ガウディ没後100年・イエスの塔完成記念「サグラダ・ファミリア シンフォニックコンサート」/城田優インタビュー
建築家アントニ・ガウディの没後100年にあたる今年、メインタワーである〝イエスの塔〟が完成した、スペイン・バルセロナのシンボルであり世界遺産でもあるサグラダ・ファミリア。これを記念した『サグラダ・ファミリア シンフォニックコンサート』が11月、東京と大阪で開催される。15年以上にわたりNHKが撮影してきた貴重なアーカイブ映像と共にフルオーケストラが演奏を行うこの公演で、〝ストーリーテラー〟を務めるのは城田優だ。
【写真】城田優の優しいまなざしが最高すぎる! インタビュー撮りおろしショット
◆城田優が〝ストーリーテラー〟としてサグラダ・ファミリアを語る
舞台に映像にとジャンルを越えて活躍中の城田は幼少期をバルセロナで過ごしており、この教会を身近に感じながら育ったという。
「僕にとってのサグラダ・ファミリアは、たとえば東京に住む方にとっての東京タワーみたいなものです。子供の頃に教会から数駅のところに住んでいたので頻繁に前を通っていたし、まさにザ・工事中の段階から何度も中に入っていますしね。今回はそのサグラダ・ファミリアを主役にした、イエスの塔完成記念のコンサートです。僕も現地でNHKの撮影スタッフの方たちから話を聞きましたが、長い時間をかけてこの建物の軌跡を辿ってきたからこそ撮れている映像がたくさんあって。その貴重映像と生のオーケストラとのコラボレーションなんて、おそらく世界でも日本だけが出来ることのように思います」。
しかも今回はオーケストラに加え村治佳織のギター演奏も聴ける上、城田のMCも楽しめるとなれば見どころ聴きどころはたっぷり。
「ただ、もしかしたら城田も歌うだろうと思われるかもしれませんが、残念ながら私は今回歌う予定はございません、と念のためお伝えしておきます(笑)。あくまで今回はストーリーテラーに徹し、僕自身の経験を活かしたサグラダ・ファミリアやガウディ、バルセロナの話を真摯に話させていただくつもりです!」。
また「世界遺産の建築物とオーケストラの音楽には親和性がある」とも語る城田。今回のコラボでは、その親和性を感じつつ視覚と聴覚が同時に刺激されるという稀有な体験ができる。
「この機会にクラシック音楽に馴染みのない方も足を運ぶきっかけになるかもしれませんし、ただただサグラダ・ファミリアが大好きだという方や、もちろんクラシックファンの方々にも満足していただけるはずです。何事も百聞は一見に如かずですから、ぜひとも大勢の方に経験してほしいですね」。
演奏曲は『アルハンブラの想い出』や『アランフェス協奏曲』などが予定されているが、他にも城田にとって馴染み深い曲がある様子。
「『亡き王女のためのパヴァーヌ』は映画『羊と鋼の森』に出演した時にちょっとピアノで練習した曲ですし、『ボレロ』は本当にあちこちで使われている有名曲ですから、みなさんもすぐに浮かぶフレーズがあるはず。これらの曲にサグラダ・ファミリアの映像がどんな形で重なってくるのか、僕自身も非常に楽しみです。でも、クラシックコンサートだからと言って〝ひたすら厳粛に、静かに聴くのが正しい〟というのとも今回はちょっと違うと思うんですよね。たとえばスペインだと声を出す文化でもあるので、心が動いた瞬間には『オレ!』とか『ダレ!』と言う時もありますし。僕自身もMCですが許されるなら、自分の感情の赴くままに拍手や声援を送りたいと思っているくらい。ですのでぜひお客様も、あくまでも他の方々の迷惑にはならない程度にですが(笑)、みなさんが心に感じた通り、静かに見続けるなり、拍手をするなり、声を上げるなりしていただきたいなと思っています」。
(取材・文:田中里津子 写真:中田智章)
ガウディ没後100年・イエスの塔完成記念「サグラダ・ファミリア シンフォニックコンサート」は、11月15日東京・東京国際フォーラム ホールA、11月25日大阪・フェスティバルホールにて開催。
<プロフィール>
城田優/しろたゆう:ミュージカル『エリザベート』のトート役やミュージカル『ファントム』では、主演・演出・助演を兼任するなど、数多くの注目作に出演するほか、映画、テレビドラマにも多数出演。するその他、作詞・作曲活動や、クリエイターとしての才能を生かし、ジャンルを越えた幅広い活動を展開している。
※構成/月刊ローチケ編集部 9月15日号より転載
※写真は誌面と異なります
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