剛力彩芽と栗原類は、漫画・小説の実写化作品への出演なぜ多い?
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また、松橋氏は実写化のキャスティングについて、こうも話す。
「特に日本の場合は、漫画が身近でキャラクターのイメージも強いため、漫画などの実写化作品でキャスティングする際、最も気を付けなくてはいけないのが、キャラクターのイメージと役者のイメージが近いということ。それゆえ、この役者さんは漫画の実写化に向かない、向いている等はないと思っています。演技力があるのは常に大前提ですが、例えば、本作の主人公である執事・セバスチャン役を水嶋ヒロ、その主人を男装した剛力彩芽が演じることで、原作のイメージとかい離しない映画が作れるのであって、イメージに近い役者がつかまらない、あるいは、いないのであれば、そんな映画は作らないほうがいいし、イメージにぴったり当てはまる役者の登場を待ったほうがいい」。
多くの原作キャラクターを演じられる。それはつまり、役者本人に強烈な個性がないということだろう。だからこそ、原作のある作品への出演依頼が多い。ただ、その個性のなさは、武器にもなれば弱点にもなる“諸刃の剣”である。同じく、原作がある作品は、オリジナル作品に比べると知名度や注目度が高い分、絶賛も批判も突出する傾向が強い。そんななかで、抜群の注目を集める『黒執事』での剛力と栗原、作品自体の評判や、いかに。公開が楽しみだ。