長谷川博己、なぜ歌のオファーが多い?
では、長谷川博己が歌うことの魅力を、アサヒ フードアンドヘルスケアに尋ねると、「長谷川さんは、一見すると大きな声を出すように見えない俳優さんで、独特の空気感を持っています。そんな男性が歌い出すというギャップ、そして嫌味のない歌のうまさ。この2つが大きな魅力です」と返ってきた。
ハリウッドでは、『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンがトニー賞受賞者、『ドリームガールズ』のエディ・マーフィーは歌手、『ムーラン・ルージュ』のユアン・マクレガーはギルドホール音楽演劇学校卒業といった具合に、歌える俳優は多い。だが、日本では、ミュージカル映画自体が少なく、俳優が歌う機会には恵まれない。そんななか、ルックス、歌唱力、演技力の三拍子に加え、歌うこと自体の意外性と女性ファンを有する長谷川博己。そんな唯一無二の俳優に、“歌う”オファーが来るのは、意外ではなく、当然だったのかもしれない。