集英社雑誌出身のモデルが、俳優として成功できるのはなぜ?
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とはいえ、いくら集英社が強くても、モデル本人にその気がなければ、まったく意味がない。では、モデルから俳優になれる人の共通項とは?
「もちろん、本人の意志は当たり前ですが、ポイントは周囲のサポート。なかでも、ヘアメイクやスタイリストは雑誌の仕事だけでなく、映画のヘアメイクやスタイリストとして現場に入っていることも多く、プロデューサーや監督と雑談しているなかで、意欲のある人や見込のありそうな人として(彼らから)名前を上げられ、その後の出演に至るというケースも少なくありません。例えば、雑誌の撮影現場で、“お芝居に興味があるんです”と口にするなど、普段から、やる気を上手に見せることが必要」。
今後も、『劇場版 零~ゼロ~』(9月26日公開)の中条あやみ、森川葵、『神さまの言うとおり』(11月15日公開)の山本涼介、『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年全国公開)の柳俊太郎など、集英社雑誌の現役モデルが出演する映画は多い。ここから、集英社の強みを武器に俳優として成功を収められるのか、注目だ。